Photoshop養成ギプス

【スタイル】ベベルとエンボス

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【スタイル】ベベルとエンボス
【Photoshop基本操作】ベベルとエンボスとは、Photoshop 6.0 以降のバージョンに搭載されている「レイヤースタイル」の機能のひとつです。ベベルとは、平面を押し出して立体的にしたような効果をつける機能で、エンボスとは、紙や金属板などから図柄を浮き彫りにしたような効果をつける機能のことをいいます。
陰影の高度にこだわろう!
ベベル(押し出し)の主な設定は、適用するオブジェクトの輪郭から、どれくらいの幅で効果を適用するか…というものです。初期設定値からの調整で、ある程度の立体的な効果は出るでしょう。しかし、苦戦を強いられるのは「質感」を表現することです。これには、立体的な効果を演出する、陰影の設定が深く関係してきます。たとえば、光沢のあるプラスチックの質感を得るには、まず、陰影の[高度]を高くして、その他の設定を調整すれば比較的簡単に表現できます。
ベベルとエンボスで光沢を表現する
[レイヤースタイル]ダイアログには、たくさんの設定項目があります。まず、[陰影]セクションにある[高度]に注目しましょう。なぜ[高度]に注目するのかというと、オブジェクトの表面を立体的に見せるしくみが、[ベベルとエンボス]の[陰影]にあることと、さまざまな質感を表現するテクニックがエッジの光沢にあるからです。[高度]でエッジの光沢を表現して、オブジェクトの質感を決めてから、その他の設定項目を調整していきましょう。
初期設定から適正値を探る
[レイヤースタイル]ダイアログの初期設定は、一般的な傾向に基づいた設定値があらかじめ設定されています。[ベベルとエンボス]で、「不動の設定」とも言える頼りになる初期設定値は、[構造]セクションの[深さ]と、[陰影]セクションの[ハイライトのモード]、[シャドウのモード]です。これらの初期設定値は、ほとんどの効果で共通して使えます。
[レイヤースタイル]ダイアログ
[レイヤースタイル]ダイアログ
[深さ:100 %][サイズ:5 px][高度:30 °]
複雑な設定項目の中で最も理解しやすいのは、[構造]セクションの[サイズ]でしょう。[サイズ]の初期設定値は「5」pxです。これはエッジの幅を調整する最低値であると理解すべきです。設定値を変えれば、[ベベルとエンボス]の効果も面白いように変わります。しかし、[構造]セクションの[高度]に大きな影響を受けるため、調整は質感を整えてから行う方が得策です。
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高度で質感を決める
[高度]の初期設定は「30」°です。これは[サイズ]で設定したエッジの幅に、均等な階調が分布できる標準的な設定値です。光沢が少ないクレイやゴム、石膏などの質感を出すことに適していて、[ベベルとエンボス]の効果がいちばん出やすい設定値です。
[高度]に「30」°を設定(初期設定)
[高度]に「60」°を設定
[高度]に「75」°を設定
[高度]の設定値を大きくしていくと、エッジの幅の中心にハイライトが集まるようになり、プラスチックやガラスなどのような、艶のある光沢が表現できます。しかし、[ベベルとエンボス]の陰影による立体感は弱くなっていきます。論理的には「90」°で陰影がなくなるので、「75」°くらいまでが限界でしょう。
ベベル(押し出し)のサイズを調整する
[高度]の設定で質感を決めたら、[構造]の[サイズ]をオブジェクトに合わせて調整します。[サイズ]の設定値は、なるべく控えめの方がいい結果がでます。過度に大きい数値を設定すると、エッジの幅が対面するエッジの幅と重なって、せっかくの効果が台無しになってしまいます。
[レイヤースタイル]ダイアログ
[レイヤースタイル]ダイアログ
それでは、どのようにして[サイズ]の適正値を設定するか、どこをポイントにするべきなのか作例で見てみましょう。
アルファベットの「I」の線幅を計測してみると 20 px だったので、作例を構成する文字列の線幅は、およそ 20 px であると考えます。
論理的には、エッジから 10 px の幅でちょうど 1/2 ですから、[ベベルとエンボス]の立体的な効果を、きれいな半円形の断面にすることができるハズです。しかし、実際の適正値は、効果に[角度]が必要なので、それよりは控えめの「8」px です。いかがですか? このような特性をマスターしておくと、[レイヤースタイル]の設定がすばやく行えます。
[サイズ]に「8」pxを設定
包括光源を使用とは?
[包括光源を使用]を有効にすると、包括光源を使用した他の設定のどれかひとつの[角度]を変更しても、連動して同じ設定値に変更されます。たとえば、陰影の角度とドロップシャドウの角度を合わせたいときに使います。[包括光源を使用]を無効にすると、他の設定に影響しない単独の数値が設定できます。
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