Photoshop養成ギプス

網点(ハーフトーン)

-
psgips
網点(ハーフトーン)
【印刷】網点とは、印刷の製版時に用いられる技法で、整列した点の大きさによって、写真などの階調(濃淡)を表現します。1辺1インチあたりにいくつ網点が並んでいるかを示す「スクリーン線数」は、lpi(line per inch)という単位で表されます。
なぜ網点が必要なのか?を考えよう!
身の回りのほとんどの印刷物には、この網点が使用されています。カラー印刷における日本の一般的なスクリーン線数は175線(lpi)。これを基準として、制作物の解像度が算出されています。言い換えれば、網点の理解なくしては、グラフィックデザイナーになれないかも?
スクリーン線数と網点の関係
スクリーン線数は、数値が高いほど細かく、低いほど粗くなります。この数値(lpi)は、網点(整列した点)の大きさではなく、密度の違いを示すものです。密度とは、隣り合う網点の中心点から中心点までの距離で、この中心点が一辺1インチあたりに、いくつ含まれているかを表します。
スクリーン線数が高い(拡大)
スクリーン線数が高い(拡大)
スクリーン線数が低い(拡大)
スクリーン線数が低い(拡大)
カラー印刷では、CMYK(プロセスカラー)に色分解したスクリーンを重ね合わせ表現します。この場合、密度の細かい点が重なることによって生じる「モアレ(縞模様に見える視覚効果)」を防ぐため、各スクリーンを違う角度に回転させて解消します。
スクリーン線数が高い(拡大)
スクリーン線数が高い(拡大)
スクリーン線数が低い(拡大)
スクリーン線数が低い(拡大)
スクリーンの角度は、単色の場合とブラック(K)の45°を基準に、シアン(C)を15°、マゼンタ(M)を75°、イエロー(Y)を30°とされていることが多いです。
スクリーン線数から算出!
印刷用画像の解像度は「350 pixel/inch」が推奨値とされていますが、この数値は、日本の一般的なスクリーン線数である「175 lpi」の2倍です。なぜ2倍なのかというと、スクリーン線数の数値は単色での密度を示すものなので、4色を使うプロセスカラーでは、密度の縦横を2倍にして、ひとつの色の構成要素に網点を4つ、さいの目状に並ぶようにするためです。
たとえば、世界の標準的なスクリーン線数は「150 lpi」と日本より少し粗いので、Photoshop のプリセットでは、解像度に「300 pixel/inch」が設定されていますし、1色刷りでは、印刷に使うスクリーン線数と同じ数値を割り当てればいいです。いずれも、これは推奨値であり、解像度に関しては「大は小を兼ねる」的な考えでいれば間違いはないですが、必要としないデータ容量を節約する知識として、スクリーン線数と解像度の関係を理解しておきましょう。
関連記事
psgips
Posted bypsgips