【ロゴ】フォントでつくる!ボーダーラインのスポーティな文字
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【Photoshop講座】文字のシルエットにボーダーラインを取り入れる手法は、スピード感や先進的なイメージを演出できるため、主にスポーツ関連業種に多用されるポピュラーな技法です。ベーシックなサンセリフ書体の構造とマッチするバランスよいロゴを作成しましょう。
●使用フォント:Swiss 721 BT Bold(Helvetica)
※Swiss 721 BT Boldは、Bitstream社製のTrueTypeフォントです。
フィルタでボーダーラインをつくろう!
[ハーフトーンパターン]フィルタには、パターンタイプに[線]があります。このフィルタによって生成されるパターンを利用して、文字の大きさを調整しながらボーダーラインを取り入れます。文字からボーダーラインを型抜きする作業も重要です。

ドキュメント
文字を入力する
[幅:640 pixel][高さ:320 pixel][解像度:72 pixel/inch][モード:RGBカラー]の新規画像を開き、[フォント:Swiss 721 BT Bold][フォントサイズ:100 pt]で「BORDER」を入力します。

長方形選択ツール
ボーダーラインを取り入れる領域を選択する
[ツール]パネルから、[長方形選択ツール]を選択します。

ドキュメント
文字配列の天地はやや内側、左右は余裕を持って選択します。
![[レイヤー]パネル](https://blog-imgs-90-origin.fc2.com/p/s/g/psgips/logo_01030302.png)
[レイヤー]パネル
選択範囲で塗りつぶしレイヤーを作成する
ボーダーラインを作成する画像は、簡単に選択範囲を得ることができる塗りつぶしレイヤーを利用します。
まず、[レイヤー]パネルで、[塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成]をクリックし、メニューから[べた塗り]を選びます。
その際、表示される[カラーピッカー]は、何も設定せず[OK]をクリックしてください。

ドキュメント
つぎに、作成された「べた塗り 1」レイヤーマスクサムネールを、[command(Ctrl)]キーを押しながらクリックしすると、塗りつぶされた領域の選択範囲(ボーダーラインを取り入れる領域)が作成されます。
ハーフトーンパターンを適用する
ボーダーラインの作成は、[ハーフトーンパターン]フィルタを利用して行います。[フィルタ]メニューから、[フィルターギャラリー]を選び、[フィルターギャラリー]操作パネルで、[スケッチ]→[ハーフトーンパターン]を選びます。
![[フィルターギャラリー]操作パネル](https://blog-imgs-90-origin.fc2.com/p/s/g/psgips/logo_01030401.png)
[フィルターギャラリー]操作パネル
![[ハーフトーンパターン]ダイアログ](https://blog-imgs-90-origin.fc2.com/p/s/g/psgips/logo_01030401b.png)
[ハーフトーンパターン]ダイアログ
[ハーフトーンパターン]ダイアログで、[サイズ:2/コントラスト:50/パターンタイプ:線]で適用します。
[サイズ]は、線幅を段階的に示した数値です。[コントラスト]は、線の階調を示す数値で、最高値の「50」で、白黒がハッキリした2階調になります。

ドキュメント
塗りつぶされた領域に[ハーフトーンパターン]が適用されたら、[command(Ctrl)]+[D]キーを押して、画像の選択を解除します。
![[文字]パネル](https://blog-imgs-90-origin.fc2.com/p/s/g/psgips/logo_01030501.png)
[文字]パネル
文字の大きさと位置を調整する
[command(Ctrl)]キーを押しながら画像をドラッグして、ボーダーラインとの位置を調整します。
まず、[レイヤー]パネルで、「BORDER」レイヤーを選択します。
[文字]パネルで、[フォントサイズを設定]の数値を「100 pt」から「112 pt」に変更します。
[command(Ctrl)]キーを押しながら画像をドラッグして、ボーダーラインとの位置を調整します。

ドキュメント
![[レイヤー]パネル](https://blog-imgs-90-origin.fc2.com/p/s/g/psgips/logo_01030601.png)
[レイヤー]パネル
ボーダーラインを型抜いた選択範囲を作成する
文字のシルエットからボーダーラインを型抜きます。
まず、[レイヤー]パネルで、「BORDER」レイヤー、「塗りつぶし1」レイヤーを非表示にします。
つぎに、[command(Ctrl)]+[option(Alt)]キーを押しながら、「BORDER」レイヤー、「塗りつぶし1」レイヤーマスクの順でクリックします。

ドキュメント
すると、文字の領域からボーダーラインの領域を一部型抜いた選択範囲が作成されます。
COLUMN
塗りつぶしレイヤーの選択範囲は2つある!?
[レイヤー]パネルのレイヤーサムネールから、選択範囲を作成する方法はよく使われます。中でもレイヤーマスクは最も実用的で、その活用方法もさまざま。そこで注意しなければならないことは、塗りつぶし&調整レイヤーの場合、レイヤー本体とレイヤーマスクにそれぞれ選択範囲があることです。といってもレイヤー本体の方は、全体を選択するだけですけどね(笑)。
![[レイヤー]パネル](https://blog-imgs-90-origin.fc2.com/p/s/g/psgips/logo_01030703.png)
[レイヤー]パネル
選択範囲で塗りつぶしレイヤーを作成する
ボーダーラインの加工をする画像は、設定した後でも色が変更できるように塗りつぶしレイヤーを利用します。
まず、[レイヤー]パネルで、[塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成]をクリックし、メニューから[べた塗り]を選びます。
つぎに、[カラーピッカー]ダイアログで、[カラー:H330/S100/B83]を設定します。

ドキュメント
「べた塗り2」塗りつぶしレイヤーが作成できたら、[レイヤー]パネルのレイヤーマスクサムネールをクリックし、二重枠の表示(選択状態)を確認してください。

長方形選択ツール
細部を修正して完成
[ツール]パネルから、[長方形選択ツール]を選択します。

ドキュメント
「O」の欠けた部分を図のように選択します。
[編集]メニューから、[塗りつぶし]を選んで、[内容:ホワイト]で実行し、[command(Ctrl)]+[D]キーを押して、選択を解除すれば完成です。
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