Photoshop養成ギプス

【デジカメ】Photomergeでつくる大パノラマ写真(撮影編)

-
psgips
Photomergeで合成したパノラマ写真
Photomergeで合成したパノラマ写真(一部修正済み)※クリックで拡大
【デジタルカメラ講座】Photoshopには、連続して水平に撮影した画像を、自動的に「一枚の写真」に仕上げてくれる[Photomerge(フォトマージュ)]という機能があります。左右と前方にも拡がる構図の、迫力ある大パノラマ写真をつくってみましょう。
※[Photomerge]は、Photoshop CS、Photoshop Elements 1.0以降のバージョンに搭載されている機能です。
三脚で回転させながら撮影しよう!
[Photomerge]で美しいパノラマ写真をつくる最大のポイントは「撮影」です。複数枚の写真を効率よくつなぐためのテクニックをご紹介しましょう。
カメラを三脚に固定する
カメラを水平に回転させるには、三脚に固定する必要があります。この際、カメラレンズが中心に回転するように固定してください。回転軸が外れていると楕円の軌道を描いてしまいます。
三脚の回転軸上にカメラレンズの中心を置く
三脚の回転軸上にカメラレンズの中心を置く
「ブラケット」で回転軸を調整
「ブラケット」で回転軸を調整
取り付けネジの位置が調整できる「ブラケット」
取り付けネジの位置が調整できる「ブラケット」(市場価格700円)
水平に回転しないタイプの三脚はNG
水平に回転しないタイプの三脚はNG
「水準器」で水平・垂直を計測しよう!
カメラが水平に正しく回転するには、三脚の雲台(カメラを取り付ける部分)が水平・垂直に保たれなければなりません。それを計測するには、「水準器」または、水準器付きの三脚を利用することが望ましいでしょう。
簡単な構造のカメラ用「水準器」
簡単な構造のカメラ用「水準器」(市場価格1,000円)
水準器とは、主に傾斜を確認する器具で、透明の密閉容器に液体とひとつの泡を入れたシンプルな構造です。泡の位置が中心にあれば、地面に対して水平であることが確認できます。撮影用には、カメラのアクセサリーシューに取り付けられる、小型で簡単な構造の製品があります。
カメラ設定は[マニュアルモード]が基本
カメラの回転にともない、その方向で刻々と露出が変化するので、[マニュアルモード]がある機種は、「絞り」と「シャッタースピード」の設定を固定して撮影をおこなってください。[マニュアルモード]がない機種は、撮影モードに[プログラムAEモード(P)]を選び、できるだけ明るさの変化が少ない方向を選んで撮影してください。設定値は以下を参考にしてください。
屋外晴天時の設定例
シャッタースピード:1/200 秒
絞り:F8
EV:0EV
フォーカス:∞(無限遠)
ホワイトバランス:太陽光
ISO:100
フルオート撮影の場合は、カメラを向ける方向によって露出が変わる
フルオート撮影の場合は、カメラを向ける方向によって露出が変わる
露出の違った画像を[Photomerge]で結合した失敗例
露出の違った画像を[Photomerge]で結合した失敗例
撮影する方向の露出変化は[Photomerge]にとって天敵です。わずかな露出の違いもカメラは見逃しませんし、左図のような結合結果は頻繁におこります。露出変化の少ない曇天時に撮影するのも、ひとつの解決法だと思います。
レンズに日よけ対策を!
レンズに直接、太陽光が当たらないようにしてください。太陽を背にした方向や、光を通しにくい黒い傘などで太陽光を遮ってください。また、水面やコンクリートによる反射光にも注意が必要ですので、黒い布などでで遮断する工夫をしましょう。
digi_01030204.jpgdigi_01030205.jpg
黒い折りたたみ雨傘は機能的で効果バツグン!水辺撮影では反射光にも注意が必要だ
ズームは「望遠側(T)」で
撮影中は焦点距離を固定しておくことが必要です。ズームは「広角側(W)」だとゆがみが生じやすいので、できるだけ「望遠側(T)」が望ましいです。パノラマ写真は横に伸びた大きな画像となるため、あらかじめ[画像サイズ]を「640×480(pixel)」などの小さいサイズに設定してください。
「広角側(W)」で撮影した一枚の画像でも迫力がある?
「広角側(W)」で撮影した一枚の画像でも迫力がある?
ズームを「望遠側(T)」にして構図をとる
ズームを「望遠側(T)」にして構図をとる
画像の重なりを考慮して撮影
パノラマにする画像は、左側から水平方向に25%~50%が重なり合うように撮影してください。画面内(ファインダー)を確認しながら、いちばん右端にあったものが中央付近にくるまで、カメラを水平に回転させます。回転やシャッターはカメラがブレないように、慎重かつ迅速におこなってください。[リモコン]や「セルフタイマー撮影」を利用しましょう。
画像と画像の重なりは25%~50%が適当
画像と画像の重なりは25%~50%が適当
作例は約180度の範囲で7コマを撮影した
作例は約180度の範囲で7コマを撮影した
[Photomerge]での結合は2枚から!
パノラマ写真にする画像の枚数に規定はありません。[Photomerge]は最低2枚の画像があれば、自動的に結合してくれます。偶数枚数より奇数枚数の方が、真ん中の画像にゆがみが生じにくくなりますから、5コマくらいが妥当な撮影枚数だと思います。
関連記事
psgips
Posted bypsgips