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【エフェクト】風景写真に霧を発生させる【2】

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【エフェクト】風景写真に霧を発生させる【2】
【Photoshop講座】冴えない風景写真に幻想的な霧を発生させて、空気感や遠近感などにこだわった、旅情あふれる演出を施してみましょう。
階調を極端に浅くして霧を表現する!
大気の遠近感を出すには、階調を浅くする方法が適しています。たとえば、近くで黒く見えるものは、遠くに離れるほど光の拡散が増え、黒色からグレーに、そして、白にどんどん近付いていきます。平面的にしか適用できないものを立体的にするには、適用度をグラデーションツールによって変化させます。
霞んでいく霧の選択範囲をつくる
階調を持つ選択範囲をつくる方法として、グラデーションツールで柔軟かつ正確なマスキングができる[クイックマスクモード]を使用します。[ツール]パネルで、[クイックマスクモードで編集]をクリックします。
[クイックマスクモードで編集]をクリック
[クイックマスクモードで編集]をクリック
[ツール]パネルから、[グラデーションツール]を選択します。オプションバーで、[クリックでグラデーションピッカーを開く]をクリックし、[描画色から透明に]を選択します。
グラデーションツール
グラデーションツール
オプションバー
オプションバー
ドキュメントの下側面を開始点、水平方向のガイドを終了点にして、[shift]キーを押しながらドラッグします。すると、グラデーションで塗りつぶした部分が半透明の赤色で表示されます。
ドキュメント(クイックマスクモード)
ドキュメント(クイックマスクモード)
続いて、ドキュメントの右側面を開始点、垂直方向のガイドを終了点にして、[shift]キーを押しながらドラッグします。グラデーションタイプに[描画色から透明に]を設定しているので、上塗りしても前のグラデーションが残っています。
ドキュメント(クイックマスクモード)
ドキュメント(クイックマスクモード)
[表示]メニューから、[表示・非表示]→[ガイド]を選択し、ガイドを非表示にして、グラデーションで塗りつぶした部分を確認します。
ドキュメント(クイックマスクモード)
ドキュメント(クイックマスクモード)
半透明の赤色の部分がマスクする領域で、霧の濃度が薄いところを段階的に設定したものです。
[ツール]パネルで、[画像描画モードで編集]をクリックします。
[画像描画モードで編集]をクリック
[画像描画モードで編集]をクリック
[クイックマスクモード]から[画像描画モード]に切り替えると、半透明の赤色で塗りつぶした部分以外に選択範囲が作成されます。
ドキュメント・選択範囲を確認
ドキュメント・選択範囲を確認
この選択範囲の領域が、濃い霧を発生させる部分になります。
霧を発生させる
風景が霞んでいる様子を、違和感のないよう[レベル補正]による色調補正で表現します。[パス]パネルで、[レイヤー]タブをクリックして[レイヤー]パネルを表示し、[塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成]をクリックして、メニューから[レベル補正]を選択し、[レベル補正 1]を作成します。
[レイヤー]パネル
[レイヤー]パネル
[レベル補正]ダイアログで、[出力レベル]に左から「224」、「255」を設定します。
[レベル補正]ダイアログ
[レベル補正]ダイアログ
この設定は、階調の「0」レベルにある「黒」を、「224」レベルの「白に近い明るいグレー」に補正します。
選択範囲の階調が極端に浅くなり、白い霧が発生したようになりました。
ドキュメント
ドキュメント
COLUMN
[出力レベル]とは?
画像で使用する最も暗い点(シャドウ)と明るい点(ハイライト)を、256階調内の数値で設定し補正します。シャドウ点を極端に明るくすると、画像が明るくなるだけではなく、ハイライト点までの階調が少なくなるので、霧がかかったように浅い印象になります。
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Posted bypsgips