Photoshop養成ギプス

【イラスト調】ラリーカーをエアブラシアート風にする【1】

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【イラスト調】ラリーカーをエアブラシアート風にする【1】
【Photoshop講座】モーターショーで撮影したお気に入りのラリーカーを、プラモデルのパッケージなどで見られるような、精密描写のエアブラシアート風に加工します。写真の生っぽさを軽減させ、細かいディテールを忠実に起こして、マニアックなかっこよさを追求しましょう。
パスで詳細な型抜きをする!
Photoshopを攻略する上で、避けては通れないテクニックのひとつに「パス」の作成があります。でも、残念ながら苦手とする人が多く、その理由の大半が「邪魔くさいから」だそうです。確かに、緻密で正確な操作を求められますが、仕上がりの美しさから逆算すると、実は効率的な作業であることに気付くはずです。写真のモチーフをパスで型抜きすると、それだけでテーマを持ったビジュアルになり、イラスト調の表現も、よりハイレベルなものに押し上げられます。なにはなくとも、パスを攻略しましょう!
素材画像を開く
ラリーカーの素材画像を開きます。素材画像は[幅:2560 pixel][高さ:1920 pixel][解像度:72 pixel/inch][モード:RGBカラー]を使用しています。
[Photoshop]操作パネル「ラリー展示車」
[Photoshop]操作パネル
加工に対して有効な画像サイズは、比較的大きなものを必要とします。デジカメで撮影したデータをそのまま使用することが望ましいです。
ラリーカーのパスを作成する
[ツール]パネルから、[ペンツール]を選択し、オプションバーで、[ツールモードを選択]に[パス]、[パスの操作]に[シェイプを結合]を選択します。
ペンツール
ペンツール
オプションバー
オプションバー
[ペンツール]で図のようなパスを作成します。パスの作成は、ラリーカーの輪郭を忠実にトレースして作成し、リアウィングの内部は、オプションバーで、[パスの操作]に[前面シェイプを削除]に設定します。
ラリーカーの境界線にパスを作成
ラリーカーの境界線にパスを作成
パスの作成は、複数の「閉じたパス」で構成してもかまいません。選択範囲を合体させて、ラリーカーの型抜きができるようなパスを作成してください。
パスが作成できたら、[レイヤー]パネルで、[パス]タブをクリックして、[パス]パネルを表示します。[パス]パネルメニューから、[パスを保存]を選択し、[パスを保存]ダイアログで、[パス名]に[パス 1](デフォルト)を入力して、[OK]をクリックします。
[パス]パネルを表示
[パス]パネルを表示
[パスを保存]ダイアログ
[パスを保存]ダイアログ
[作業用パス]のまま作業を進めると、調整レイヤーなどの作成時にベクトルマスクを作成したり、新しいパスを追加すると消去される場合があるので、作成したパスは必ず保存するようにしてください。
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Posted bypsgips