Photoshop養成ギプス

間違いだらけのモノクロ変換

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間違いだらけのモノクロ変換
【Photoshop基本操作】モノクロ変換とは、カラー画像を「白黒」画像に変換することを言います。[グレースケール]モードや[彩度を下げる]により、モノクロ変換することは簡単にできますが、その素材に最も適した表現が求められる場合は、さまざまな調整を施さなくてはなりません。※ここでは、RGB 画像を「モノクロ」にすることを対象としています。
モノクロは演出である!
人の視覚は色が判断できます。そこにレギュレーション(規制)を設けることで、表現を誇張したり、別の意味を持たせたりできるのが「モノクロ」だと思います。モノクロ変換には、こうした演出力が必要となってくるのです。
Photoshop なら、いろいろな設定を試してイメージに近付けていくことができるので、手を加えれば加えるほど、見違えるようなモノクロ変換は可能でしょう。しかし、理屈ではわかっていても方法がわからないことって、いっぱいありますよね? モノクロ変換のしくみを理解する最も簡単な方法は、[チャンネルミキサー]を利用することです。これを突破口にしましょう!
モノクロ変換のいろいろな機能を比較してみる
一般的な RGB 画像をモノクロ変換する機能は、カラー情報を破棄し、1チャンネルに統合する[グレースケール]モードと、変換した同じグレースケールを各チャンネルに振り分けた[彩度を下げる]に大別されます。また、[色相・彩度]、[白黒](バージョン CS 3 以降)などがあり、イメージに合ったモノクロ変換を調整できる機能も充実しています。
元画像
素材にモノクロのトーンが出にくい、鮮やかなピンク色の花(ツツジ)を選び、各機能を比較してみましょう。
元画像
元画像
グレースケール
カラー情報(色相と彩度)が破棄され、ひとつの「グレー」チャンネルに統合されます。モノクロ変換の結果は、全体的にメリハリがなく、花の質感も薄れてしまい、写真としての生命感がまったくありません。調整は不可ですし、モードを変換するコマンドなので、モノクロ変換には使うべきではありません。使用する場合は事前の補正が必要です。
グレースケール
グレースケール
Lab カラー
[Lab カラー]モードの L(明度)チャンネルを[グレースケール]モードに変換します。モノクロ変換の結果は、色の要素だけを取り除けるので、素材により面白い効果も期待できますが、工法にも手間を要し、細部を調整することができないので利用しにくいです。
Lab カラー
Lab カラー
彩度を下げる
カラーモードを変更せず、各チャンネルに同じグレースケールを振り分けることで彩度を下げます。モノクロ変換の結果は、[グレースケール]モードに比べれば、やや改善されていますが、メリハリや生命感はありません。[色相・彩度]、および調整レイヤーで[彩度:-100]を設定した場合と結果は同じです。
彩度を下げる
彩度を下げる
白黒(初期設定)
色の系統別パラメータで詳細なモノクロ変換を行うことができます。モノクロ変換の結果は、デフォルト(初期)値でも、[彩度を下げる]に比べ大幅に改善されています。
白黒(初期設定)
白黒(初期設定)
[白黒]は、バージョン CS 3 以降の機能です。
白黒+自動補正
[白黒]のデフォルト(初期)値を適用する際に、[自動補正]ボタンをクリックすると、画像に適した補正が自動的に行われ、各設定項目ごとに適正値が振り分けられます。デフォルト値、および[自動補正]で最良な結果が出る場合もありますが、スライダーがたくさんあって調整は難解です。
白黒+自動補正
[白黒]は、バージョン CS 3 以降の機能です。
間違いだらけのモノクロ変換!
モノクロ変換の実験では、[グレースケール]モード、[彩度を下げる]、[色相・彩度]は使えない!という衝撃的な? 結果が出ました。これらの機能でモノクロ変換してきた方も多いと思いますが、今日からはぜひ、[白黒]を試してください。「キミ、間違ってるよ」って言われる前に…。
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Posted bypsgips