Photoshop養成ギプス

トーンカーブの操作方法

-
psgips
no401_00.png
【Photoshop基本操作】[トーンカーブ]とは、[レベル補正]の調整点(シャドウ、ハイライト)に加え、最大14個所のポイントを調整することができる「画像補正の最強ツール」です。 カーブ操作で感覚的に補正できる反面、機能が複雑で理解するのが難しいツールでもあります。
線の傾きと曲がりを知る!
[トーンカーブ]ダイアログを表示すると、正方形のグラフ(ヒストグラム)を対角線に横切る「線」があります。この線の傾きを変えたり、曲げを加えたりすることで調整するのがトーンカーブです。でも、求めている結果が結びつかなければ、操作は何の意味も持ちませんよね。まずは、どんなカタチの線が、どのような傾向の補正結果を生むのか?を知ることから始めましょう。
[トーンカーブ]ダイアログの概要
[トーンカーブ]の操作方法は、設定した後でも編集できる調整レイヤーを利用することが一般的です。 基本的な操作は、正方形のグラフ(ヒストグラム)を対角線に横切る「線」の傾きを変えたり、曲げを加えたりすることで調整します。
[トーンカーブ]ダイアログ
[トーンカーブ]ダイアログ
プリセット
あらかじめ設定されたメニューが用意されています。
チャンネル
メニューから補正したいチャンネルを選択します。
トーンカーブの描画方法
滑らかなカーブは[パス]、鋭角なカーブは[鉛筆]を選択します。
ヒストグラム
画像内のピクセル分布を、明るさのレベル別にグラフ化して表示します。
トーンカーブ
対角線の形状を変えることで調整する量を設定します。
ポイント
線上に追加したり、ドラッグしてトーンカーブを調整します。
入力レベル
選択したポイントの階調の量を表示します。
出力レベル
選択したポイントの明るさの量を表示します。
自動補正
[自動カラー補正オプション]の設定値で補正が行われます。
指先ツール
画像内をクリックしてポイントを設定し、ドラッグして調整します。
サンプリング
シャドウ点、中間点、ハイライト点のカラーを設定します。
基本がわかる動画を配信中!
チャンネル登録をお願いします!
トーンカーブの設定例
[トーンカーブ]の設定が、画像にどのような影響を及ぼすか比較してみましょう。設定例は誇張したものなので、傾向として捉えてください。
元画像
背景が明るく、被写体が暗い(逆光)素材を選びました。
元画像
元画像
明るく
対角線の中央部を上方へドラッグすると、中間調を中心とした幅広い階調が明るくなります。
トーンカーブを上方へ曲げる
トーンカーブを上方へ曲げる
全体的に明るくなった
全体的に明るくなった
暗く
対角線の中央部を下方へドラッグすると、中間調を中心とした幅広い階調が暗くなります。
トーンカーブを下方に曲げる
トーンカーブを下方に曲げる
全体的に暗くなった
全体的に暗くなった
コントラスト
対角線をS字型にすると、ハイライト領域がより明るく、シャドウ領域がより暗くなります。
トーンカーブをS字型にする
トーンカーブをS字型にする
コントラストがついた
コントラストがついた
トーンカーブとグラフの関係
正方形のグラフ(ヒストグラム)を対角線に割り、トーンカーブが左上半分の領域に入ると「明るい」、右下半分の領域に入ると「暗い」と憶えておきましょう。
明暗を対角線で割る
明暗を対角線で割る
対角線の右上がハイライト点、左下がシャドウ点ですから、「コントラスト」のように、ハイライト領域がより明るく、シャドウ領域がより暗くなるトーンカーブでは、それぞれの領域を通るS字型になるワケです。
基本がわかる動画を配信中!
チャンネル登録をお願いします!
トーンカーブの操作方法
[トーンカーブ]の基本操作は、ヒストグラムを横切る対角線をドラッグして行います。この操作だけで、明るさやコントラストを調整する「明度の補正」、明度のバランスを調整する「階調の補正」、色相や彩度を調整する「色調の補正」が行えます。カラー画像の場合、いかなる補正も、色調には大きく影響を与えるものですが、まず、「明度の補正」、「階調の補正」を理解することから始めましょう。
元画像
元画像
photo by brewedfreshdaily
[トーンカーブ]ダイアログを表示する
素材画像([RGBカラー]モード)を開き、[イメージ]メニューから、[色調補正]→[トーンカーブ]を選択します。または、[レイヤー]パネルで、[塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成]をクリックし、メニューから[トーンカーブ]を選択して、[トーンカーブ 1]を作成します。
[トーンカーブ 1]を作成
[トーンカーブ 1]を作成
補正する[チャンネル]を選択する
トーンカーブ]ダイアログで、[チャンネル]に補正するチャンネルを選択します。ここでは初期設定の[RGB]を選択しました。
チャンネル[RGB]を選択
チャンネル[RGB]を選択
ポイントを作成する
ヒストグラムを横切る対角線をクリックすると、線上に調整点となるポイントが作成されます。そのままドラッグしてもポイントは作成されます。ポイントを作成すると、その位置の階調レベル(0〜255)が、[入力]と[出力]に表示されます。
ポイントを作成
ポイントを作成
ポイントをドラッグする
ポイントをドラッグすると、それまでの対角線がカーブを描きます。ポイントの位置が変わると、連動して[入力]と[出力]の数値も変わります。
ポイントをドラッグ
ポイントをドラッグ
ポイントを追加する
さらに線上をクリックすると、ポイントが追加できます。
ポイントを追加
ポイントを追加
各ポイントを調整する
最適な補正結果が得られるように各ポイントをドラッグして調整します。選択されたポイントは(■)で表示され、選択されていないポイントは(□)で表示されます。
各ポイントを調整
各ポイントを調整
トーンカーブ適用後
トーンカーブ適用後
基本がわかる動画を配信中!
チャンネル登録をお願いします!
シャドウ点とハイライト点の読み方
[トーンカーブ]には、画像の階調をすばやく識別できるヒストグラムが備わっています。画像内のピクセル分布を読むことによって、シャドウ点、ハイライト点、を見つけ出し、黒ツブレや白トビのない適切な補正が行えます。要領は[レベル補正]と同じです。
シャドウ領域のヒストグラムを読む
階調「0」レベルからヒストグラムの山型が開始されているところ(ヒストグラムのシャドウ点)までが調整範囲です。調整範囲を越えると、その領域に含まれているピクセルは、すべて階調「0」レベルに置き換えられ、黒ツブレの原因になります。
シャドウ領域の調整範囲
シャドウ領域の調整範囲
調整範囲がない画像は?
階調「0」レベル、または「255」レベルに、ヒストグラムの山型がある場合は、そのピクセル数(山型の高さ)にもよりますが、適切な階調を持っている、または黒ツブレや白トビを起こしている画像と言えますから、シャドウ点とハイライト点を調整する必要はありません。
シャドウ点を調整する
入力レベルのシャドウ点スライダーをドラッグして、画像内のもっとも暗い部分を調整します。ヒストグラムが細かく途切れている部分は無視してもかまいませんが、深く入りすぎると「黒ツブレ」を起こすので注意が必要です。スライダーをドラッグすると、トーンカーブのシャドウ点が連動して調整されます。
シャドウ点を調整
シャドウ点を調整
ハイライト点を調整する
階調「255」レベルからヒストグラムの山型が開始されているところ(ハイライト点)までが調整範囲です。
ハイライト点を調整
ハイライト点を調整
ハイライト点のスライダーをドラッグして、画像内のもっとも明るい部分を調整します。ヒストグラムが細かく途切れている部分は無視してもかまいませんが、深く入りすぎると「白トビ」を起こすので注意が必要です。スライダーをドラッグすると、トーンカーブのハイライト点が連動して調整されます。
トーンカーブ適用後
トーンカーブ適用後
直感的に調整できる指先ツール!
[トーンカーブ]ダイアログの指先ツールアイコンをクリックして有効にすると、画像(ドキュメント)上で直接操作できるモードに切り替わります。基本の操作は次の2つ。クリックでポイントを追加、上下にドラッグしてカーブを調整です。
指先ツール
指先ツール
[トーンカーブ]は機能が複雑で難しいツールですが、指先ツールを使用すれば、調整したいポイントを画像上で直接指定できるので、わかりやすくすばやい操作が行えます。
関連記事
psgips
Posted bypsgips