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【CMYK】印刷で再現できない色を一目で確認する方法【色域外警告】

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【CMYK】印刷で再現できない色を一目で確認する方法【色域外警告】
【Photoshop講座】カラー印刷で表現される CMYK カラーは、モニタなどで表現される RGB カラー(透過する光りの色)と違い、白い紙にインキで印刷された反射する「モノ」の色です。このように特性が異なることで、何気なく扱っている画像の中にも、再現できない色が潜んでいます。[色域外警告]を表示すれば、そんな印刷で再現できない色を一目で確認することができます。
明るく鮮やかな色はキケン!
モニタに表示される明るくて鮮やかな色は、そのほとんどが色域外だと思っていいでしょう。たとえば、暗くて鮮やかな青色でも、CMYK カラーでは単調な色褪せた色になってしまうほどです。使える色の範囲が狭くて、ほんと、CMYK カラーにはがっかりさせられます。しかし、そんな愚痴は言っていられません。これも自然の摂理だと割り切って、色域内で最大の効果を発揮しましょう。
[色域外警告]を表示する操作方法
[色域外警告]は、RGB カラーモードで作業を行い、後に CMYK カラーへ変換する印刷用画像の作成に用います。[編集]メニュー→[カラー設定]で、適切なカラープロファイルが設定されていることも必要です。CMYK カラー変換後の結果を確認しながら作業するには、[色の校正]を選びます。
[表示]→[色の校正](CS5〜)
[ビュー]→[色の校正](CS4)
ショートカットキー:command〔Ctrl〕+Y
[表示]→[色域外警告](CS5〜)
[ビュー]→[色域外警告](CS4)
ショートカットキー:command〔Ctrl〕+shift+Y
再現できない色をグレーで表示
[色域外警告]を有効にすると、現在、[編集]メニュー→[カラー設定]ダイアログで設定されている[作業用スーペース]→[CMYK]のプロファイル(例:Japan Color 2001 Coated)に準じて、CMYK カラーでは再現できない色をグレーで表示します。
RGB カラーの元画像→[色域外警告]を表示した画像
CMYKは再現できる色が少ない
CMYK カラーは RGB カラーに比べ、再現できるカラースペースが極端に狭いため、その色の近似色に置き換えて表現します。その際、元画像に RGB カラー特有の輝度を持った発色のいい色があると、暗く濁ったような感じのする色に変換される場合があります。[色域外警告]は、このような「再現できない色」の領域を知る「目安」で、グレーで表示される部分があるとダメだと言うものではありません。
Adobe RGB の色空間→CMYK の色空間
彩度を下げて改善を図る
[色域外警告]が表示された領域は、知覚的に換算された CMYK カラーに置き換えられます。たとえば、RGB カラーでは表現されていた微妙な階調が、CMYK カラーに変換されると単調になってしまうこともあります。その場合、ディテールを優先するなら、[色相・彩度]コマンドで、特定色系の彩度を下げる調整で改善が図れる場合もあります。
RGB カラーの元画像→彩度を下げる調整を行った画像
特定色系の彩度を下げる調整の目安は -10 % 〜 -15 % です。
シアンで思案する?
CMYK カラーモードへの変換でいちばん悩まされる色は、深くて鮮やかな青色(シアン)です。RGB カラーモードでは美しいシアンも、変換後には単調で色褪せた色になってしまう場合が多いのです。これは設定した色が色域外の色であり、CMYK カラーモードでは表現できない色だからです。[色域外警告]は[カラーピッカー]ダイアログでも確認することができます。
[色域外警告]を表示した[カラーピッカー]ダイアログ
[色域外警告]を表示した[カラーピッカー]ダイアログ
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