Photoshop養成ギプス

パスの練習【1】アンカーポイント優先方法

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パスの練習【1】アンカーポイント優先方法
【Photoshop基本操作】「アンカーポイント優先方法」とは、形状を構成するすべてのアンカーポイントを作成してから、方向線を引き出して、セグメントの曲線を調整するパスの描き方です。「方向線引き出しトレース方法」に比べて操作行程は多くなりますが、アンカーポイントの位置の予測や、セグメントをパートごとに確認して調整できるので、これからパスの描き方を学ぼうとする方にオススメできる方法です。
アンカーポイントだけで構成してみる!
オブジェクトの形状を滑らかな曲線で描けるのがパスの利点ですが、どんな形であれ、とにかくパスが描けないことには始まりません。パスを難しくしているのは、方向線の引き出しだと思うので、とりあえずそれは後の課題として、アンカーポイントだけで直線のパスを描いてみましょう。アンカーポイントの位置が重要であることが見えてくるはずです。
アンカーポイント優先方法
図のようなパスを作成しましょう。パスの作成は、初心者でも操作しやすい「アンカーポイント優先方法」で行います。目的とする図形(正円)のアンカーポイントを予測し、まず、直線でつないだ「閉じたパス」を作成することから始めます。アンカーポイントはクリックした位置に作成されるので、直線でつなぐだけなら操作はすごく簡単です。
図のようなパスを作成する
図のようなパスを作成する
[ペンツール]を選択する
[ツール]パネルから、[ペンツール]を選択します。オプションバーで、[ツールモードを選択]に[パス]を選択します。[パスの操作]をクリックし、メニューから[シェイプを結合]、バージョン CS 5 以前では、[パス範囲に合体]を選択します。
ペンツール
ペンツール
[シェイプを結合]を選択
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【Photoshop講座】基本がわかる!パスの作成と使い方
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アンカーポイントを作成する
図の赤丸で示した位置に、上部を開始点として「時計回り」に4カ所をクリックします。
4カ所をクリック
4カ所をクリック
パスを閉じる
4カ所めをクリックして、アンカーポイントをつなぐ直線のセグメントが作成できたら、開始点のアンカーポイントにマウスカーソルを重ねます。
開始点をクリック
開始点をクリック
すると、マウスカーソルの右下に○が表示されます。これが「閉じたパス」の合図です。アンカーポイントをクリックすると、直線でパスが閉じられます。
パスが閉じられると、自動的にアンカーポイントが非表示となり、パスが未選択の状態になります。
[アンカーポイントの切り替えツール]を選択
[ツール]パネルから、[アンカーポイントの切り替えツール]を選択します。このツールは、アンカーポイントに方向線を追加したり、削除したり、方向点の長さや角度を編集することができます。
アンカーポイントの切り替えツール
アンカーポイントの切り替えツール
セグメントを曲線にする
パスが未選択のとき、[アンカーポイントの切り替えツール]のマウスカーソルは[パス選択ツール]と同じになり、その間は[パス選択ツール]と同じ働きをすることを示します。未選択のパスをクリックすると、アンカーポイントが表示されます。
アンカーポイントをドラッグ
アンカーポイントをドラッグ
上部(開始点)のアンカーポイントにカーソルを重ねると、[アンカーポイントの切り替えツール]に変わります。アンカーポイント上でクリックホールドし、そのまま右方向(時計回りの方向)にドラッグしてマウスボタンを離します。すると、直線のセグメントが曲線に変わります。
すべての方向線を作成する
その他のアンカーポイントも時計回りの順に、パスの進行方向にドラッグして、正円のパスを完成させます。
その他のアンカーポイントから方向線を作成
その他のアンカーポイントから方向線を作成
正円は概念的に表したもので、ここでは「正確」な円形を描く必要はないです。
方向線の長さと線分距離との関係
あくまでも目安に過ぎませんが、正円の半径を線分(2点の直線)「1」とした場合、中点の方向線の長さは約「0.55」なので、これを超える長さを方向線に加えると、セグメントの曲線が「角」に近付いていきます。つまり、そのアンカーポイントの付近から、曲線の効力がなくなり、方向線の意味すらなくなっていく…ということ。曲線が美しいか、美しくないか、その判断基準となる「境目」だと思います。
方向線の長さは半径「1」に対して「0.55」
方向線の長さは半径「1」に対して「0.55」
セグメントをプレビューできるラバーバンド機能
[ペンツール]の選択時に、オプションバーの歯車アイコンをクリックすると、[ラバーバンド]という項目のチェックボックスが表示されます。[ラバーバンド]を有効にすると、アンカーポイントから次のアンカーポイントまでのセグメントが、[ペンツール]の移動に合わせてプレビューされます。[ペンツール]のペン先に線がくっついてくるカンジです。初期設定では無効にされているので、気付かず使っている方も多いのでは?
no409_10.png
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「アンカーポイント優先方法」のまとめ
方向線の長さは線分1/2強を超えない!
[アンカーポイントの切り替えツール]で方向線を加えるとき、ドラッグする方向線の長さに対して、セグメントの曲線は変化します。 曲線は正円の半径を基本として考え、常に最低3つのアンカーポイントから構成し、その長さの基準を見極めていくことが重要です。
閉じたパスは時計回りが原則!
[アンカーポイントの切り替えツール]で方向線を加えるとき、「時計回り」で閉じられたパスには、右側(パスの進行方向)のドラッグで対処すると、ゼグメントに対して平行する方向線が作成できます。「反時計回り」なら左側(パスの後退方向)のドラッグです。
2方向180°比例が最も美しい!
[アンカーポイントの切り替えツール]で方向線を加えるとき、ドラッグする方向線の長さに対して、反対側の方向線は等しく比例しています。角度も等しく 180°を保ち、セグメントに与える影響(曲線の特性)が同じになるので、クセのない滑らかな曲線を得ることができます。
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Posted bypsgips