Photoshop養成ギプス

パスの練習【3】方向線引き出しトレース方法

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【Photoshop基本操作】「方向線引き出しトレース方法」とは、アンカーポイントの作成と方向線の引き出しを同時に行い、セグメントの曲線をトレースラインに合わせて調整しながら、パスを閉じるまでの操作を一気に仕上げる高度なパスの描き方です。ショートカットキーを併用して、アンカーポイントやセグメントの移動、方向線の折り曲げなども組み込めば、さらに自由度の高い操作が行えます。
ひとつ先のラインを想定しながら進む!
方向線の引き出しを控えめにして、アンカーポイントを小刻みに配置すれば、それなりのパスは作成できます。問題はシンプルで滑らかなトレースラインです。アンカーポイントの間隔を広くすればするほど、方向線のコントロールはどんどん難しくなってきますので、アンカーポイントの位置や方向線の角度や長さは、ひとつ先のラインを想定しながら作成できるようになりましょう。
方向線引き出しトレース方法
実際の写真画像を使って、コーヒーカップのパスを作成しましょう。パスの作成は、アンカーポイント作成と同時に方向線を引き出し、セグメントを画像の輪郭に合わせていく「方向線引き出しトレース方法」で行います。この方法は、スピーディーなパスが作成できますが、位置や長さの調整を含め、キー操作の併用などで操作は複雑になってきます。パスに少し慣れたら、この方法にステップアップしましょう。
コーヒーカップのパスを作成する
コーヒーカップのパスを作成する
ペンツールを選択する
[ツール]パネルから、[ペンツール]を選択します。オプションバーで、[ツールモードを選択]に[パス]を選択します。[パスの操作]をクリックし、メニューから[シェイプを結合]、バージョン CS 5 以前では、[パス範囲に合体]を選択します。
ペンツール
ペンツール
[シェイプを結合]を選択
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【Photoshop講座】基本がわかる!パスの作成と使い方
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開始点から直線を作成する
まず、開始点の位置を決めます。ここでは、直線でセグメントをつなぐことができるスプーンの柄の部分にしました。開始点をクリックして、直線が終わるところに2つめのアンカーポイントを作成します。このとき、アンカーポイントをクリックホールドしながら、少しだけ進行方向にドラッグして方向線を引き出します。
直線部分は2点でつなぐ
直線部分は2点でつなぐ
パスを鋭角に曲げる
大小の曲線を組み合わせた5点の方向線付きアンカーポイントを作成します。エッジの形状を意識しながら、時計回りにアンカーポイントを作成し、同時に方向線も引き出します。図では確認しにくいですが、それぞれのアンカーポイントには方向線が加えられています。
方向点を[option(Alt)]+ドラッグして曲げる
方向点を[option(Alt)]+ドラッグして曲げる
スプーンの柄とコーヒーカップが重なったコーナーは、パスを鋭角に曲げる操作を行います。アンカーポイントから方向線が引き出せたら、そのままクリックホールドし、[option(Alt)]キーを押しながら、方向点(ハンドル)を曲げたい方向へドラッグします。
曲げた方向線の長さと角度は、新しく作成する曲線に影響を与えます。新しく作成する曲線が大きい場合は、方向線を長く引き出すことになります。
進行方向の中点にアンカーを置く
アンカーポイントの数が少ないほど、滑らかで美しい曲線が描けるため、コーヒーカップの上部の曲線を、最小数3つのアンカーポイントで構成します。想定するトレースライン上の中点にアンカーポイントを作成し、方向線を引き出して、セグメントをコーピーカップの輪郭に合わせます。
できるだけ少ないアンカーポイントで構成する
できるだけ少ないアンカーポイントで構成する
緩やかな曲線に移る
コーヒーカップの側面は、直線に近い緩やかな曲線になっているので、それを予測した方向線を引き出します。このパスの作成方法では、すべての操作が次の「予測」となります。アンカーポイントの位置、方向線の長さと角度を見極められるよう、計画的にパスを作成しましょう。
時計回りにトレースしていく
時計回りにトレースしていく
パスを閉じる
すべてのパスが作成できたら、開始点のアンカーポイントにカーソルを重ねます。マウスカーソルの右下に○が表示されたところでクリックしてパスを閉じます。
開始点をクリックしてパスを閉じる
開始点をクリックしてパスを閉じる
パスを閉じる際に方向線の編集が必要な場合は、[option(Alt)]キーを押しながら、曲げた方向線を引き出します。[option(Alt)]キーを併用すると、パスを閉じる先のアンカーポイントに方向線がある場合でも、手前の方向線のみコントロールできるようになります。
パスを閉じて方向線を調整する
パスを閉じて方向線を調整する
終了点の操作が難しい場合は!
そのままクリックしてパスを閉じます。このとき、セグメントの曲線は意図した形状ではありませんが、閉じた終了点のアンカーポイントを[option(Alt)]+クリックすることで方向線が削除できます。方向線を削除したアンカーポイントから、再び方向線を引き出すには、[アンカーポイントの切り替えツール]を選択、または[option(Alt)]キーを押しながらドラッグします。
セグメントをプレビューできるラバーバンド機能
[ペンツール]の選択時に、オプションバーの歯車アイコンをクリックすると、[ラバーバンド]という項目のチェックボックスが表示されます。[ラバーバンド]を有効にすると、アンカーポイントから次のアンカーポイントまでのセグメントが、[ペンツール]の移動に合わせてプレビューされます。[ペンツール]のペン先に線がくっついてくるカンジです。初期設定では無効にされているので、気付かず使っている方も多いのでは?
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「方向線引き出しトレース方法」のまとめ
[option(Alt)]キーで曲げる!
[ペンツール]に[option(Alt)]キーを併用すると、方向線を曲げたり消去するといった編集が行えます。これは[アンカーポイントの切り替えツール]と同じような働きをするもので、作業効率をアップさせるには重要なテクニックとなります。
曲線の中点にアンカーを置く!
アンカーポイントの数を最小限に抑える工夫は、仕上がりを美しく見せるためと、アンカーポイントの位置を予測する技術向上に役立ちます。
次を予測して方向線を引き出す!
画像をトレースするようにパスを作成する方法は、次の状態を予測して方向線を引き出す操作となります。セグメントに対して、アンカーポイントや方向線がどのように影響を与えるのか見極めましょう。
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Posted bypsgips