Photoshop養成ギプス

【アルファチャンネル】ひとつの選択範囲で異なるボケ方をつくる【選択範囲】

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【アルファチャンネル】ひとつの選択範囲で異なるボケ方をつくる【選択範囲】
【Photoshop講座】素材のオブジェクトの選択範囲を作成するとき、直面する問題点は境界線のボケ方です。近くのものははっきりしていて、遠くのものはどんどんボケていく…。それらがひとつのオブジェクトに存在すると厄介なものです。ボケ方が違う境界線を、ひとつのアルファチャンネルにまとめて作成しましょう。
アルファチャンネルでシルエットを編集しよう!
ボケ方を大きく3つのグループに分けた境界線のパスを作成します。それぞれのパスから個別に選択範囲を作成して、ボケ方の大きい方からアルファチャンネルにシルエットを塗り重ねていきます。すると、ひとつの選択範囲に異なる境界線のボケ方が簡単に表現できます。
ボケ方が異なる境界線の問題点
素材画像のトマトは、赤い実やツルの部分など、それぞれ遠近により境界線のボケ方が違います。 切り抜き用のパスを作成する場合、すべての境界線に同じ「ぼかし幅」を適用すると、遠くにあるものの境界線がはっきりして、切り抜き画像特有の違和感が出てしまいます。
元画像(部分拡大)
元画像(部分拡大)
同一のボケ方で切り抜くと違和感が出る
同一のボケ方で切り抜くと違和感が出る
ひとつの選択範囲で異なるボケ方をつくる
はっきりした境界線とボケた境界線の選択範囲を個別に作成して、アルファチャンネルでひとつの選択範囲に合成する方法を取ります。それぞれの選択範囲の作成は、正確な境界線をトレースできるパスを使用して計画的に行い、切り抜くオブジェクトの構造をできるだけ簡単に分類して、ぼかし方を段階に分けて整理します。
元画像
元画像
パス変換+アルファチャンネルで切り抜いた作例
パス変換+アルファチャンネルで切り抜いた作例
境界線のボケ方が違うグループに分ける
「ぼかし幅」を大きく3つのグループに分けることで、選択範囲の[境界をぼかす]の設定値を変え、切り抜きの境界線にメリハリを付けます。[ツール]パネルから[ペンツール]を選択して、それぞれのパスを作成していきます。
ボケ方が違うグループに分ける
境界線のボケ方が違うグループに分ける
3つのグループ分けは、ぼかし幅を大きく設定する順に並べておきます。ヘタやツルのパスは、トマトの実の境界線からはみ出した部分だけを[シェイプを結合]に設定して加えていきます。
ぼかし幅の順に並べておく
ぼかし幅の順に並べておく
すばやくパスを保存する方法!
複数のパスを作成する場合は、「作業用パス」から「保存したパス」に変えなければなりません。最も簡単な操作方法は、[パス]パネルで「作業用パス」レイヤーを[新規パスを作成]ボタンにドラッグ&ドロップすることです。「パス 1」、「パス 2」…のように、パス名を自動的に割り当てたパスの保存ができます。
[新規パスを作成]にドラッグ
[新規パスを作成]にドラッグ
段階に分けて選択範囲の境界をぼかす
パスから選択範囲に変換します。
パスから選択範囲に変換
パスから選択範囲に変換
パスから選択範囲が作成できたら、[選択範囲]メニューから[選択範囲を変更]→[境界をぼかす]を選択し、[ぼかしの半径:2 pixel]で実行します。
[ぼかしの半径:2 pixel]で実行
[ぼかしの半径:2 pixel]で実行
すると、ドキュメントウィンドウ内での変化は確認しにくいですが、境界線の内側と外側2 pixel、合計4 pixel(実際は数値より高い)の幅を持つ階調をつくり、選択範囲の効力を内側から外側に弱めてぼかします。
設定値を段階的に分ける!
[ぼかしの半径]の設定値は、ぼかし幅の大きい順から「2 pixel」、「1 pixel」、「0.5 pixel」という段階的に分けることを想定しておきます。
アルファチャンネルで塗りつぶす
[チャンネル]パネルを表示して、[選択範囲をチャンネルとして保存]ボタンをクリックします。すると、選択範囲から新規アルファチャンネル「アルファチャンネル 1」が作成されます。
「アルファチャンネル 1」サムネールをoption〔Alt〕+クリックすると、ドキュメントウインドウの表示がアルファチャンネルに切り替わります。
アルファチャンネル表示
アルファチャンネル表示
[パス]パネルのグループに分けたパスから、[ぼかしの半径]の設定値を変えた選択範囲を作成し、それぞれをホワイトで塗りつぶしていきます。
アルファチャンネル表示
アルファチャンネル表示
アルファチャンネルを利用すると、同じ輪郭内にボケ方が違う境界線が共存できます。作成したアルファチャンネルは、[選択範囲]メニューから[選択範囲を読み込む]を選択し、[チャンネル:(アルファチャンネルの名前)]で実行、または[チャンネル]パネルの(アルファチャンネルの名前)サムネールをcommand〔Ctrl〕+クリックすると、選択範囲が読み込まれます。
アルファチャンネル表示(部分拡大)
アルファチャンネル表示(部分拡大)
アルファチャンネルの選択範囲で切り抜いたドキュメント
アルファチャンネルの選択範囲で切り抜いたドキュメント
すばやくアルファチャンネルを作成する方法!
アルファチャンネルとは、予備のグレースケール(モノクロ)画像を保存できる領域を示すもので、多くは選択範囲を保存するために用いられます。最も簡単な作成方法は、[チャンネル]パネルの[新規チャンネルを作成]ボタンをクリックすることです。新規チャンネルを作成すると同時に、画像ウィンドウがアルファチャンネル表示に切り替わります。
[新規チャンネルを作成]をクリック
[新規チャンネルを作成]をクリック
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Posted bypsgips