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【文字ツール】シェイプに変換でフォントを変形する

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【文字ツール】シェイプに変換でフォントを変形する
【Photoshop基本操作】[シェイプに変換]とは、ドキュメントに入力して作成したテキストレイヤーを、ベジェ曲線で構成されたシェイプ(パス)に変換する機能です。変換されたシェイプレイヤーは、テキストレイヤーの情報が破棄され、解像度に依存しないベクトル画像として編集ができるようになります。Illustrator では、[アウトラインを作成]に相当します。
遠近法の変形ができる!
[シェイプに変換]のメリットは多くあります。文字列に含まれる個別の文字はもちろん、その部分の変形も可能になるからです。そして、テキストレイヤーや[ワープテキスト]では実現できない自然な[遠近法]や、高度な変形ができる[ワープ]が適用できるので、そのメリットは計り知れません。
シェイプに変換でフォントを変形する
変形の自由度、完成度を向上させたい場合は、[シェイプに変換]を適用します。テキスト内容の再編集はできなくなりますが、[自由な形に]、[遠近法]、[ワープ]が使用できるようになります。シェイプ(パス)のオブジェクトなので、変形しても画質が劣化することがありません。部分的な変形も可能となるので、タイトルやロゴタイプなどの作成には最適です。
変換前のテキストレイヤーと変換後のアウトラインパス
文字を入力する
文字ツールで、ドキュメントに文字を入力します。[レイヤー]パネルで、対象のテキストレイヤーが選択されていることを確認してください。
ドキュメントにテキストを入力
ドキュメントにテキストを入力
文字編集を行う場合は、この時点で作業を完了させてください。テキストカラーは反映されますが、後に編集を加えることができるので何色でもかまいません。
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【Photoshop講座】基本がわかる!文字の変形と回転
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テキストからシェイプに変換する
[書式]メニューから、[シェイプに変換]を選択します。バージョン CS 5.5 以前では、[レイヤー]メニューから、[テキスト]→[シェイプに変換]を選択します。すると、テキストレイヤーがシェイプレイヤーに変換されます。
シェイプに変換されたことを確認
バージョンによって異なる!
作例はバージョン CC 2015 を使用しています。バージョン CS 5.5 以前では、[べた塗り]塗りつぶしレイヤーのベクトルマスクとして、テキストのアウトラインがパス(シェイプ)に変換されます。変換されたシェイプレイヤーの名前はそのまま継承されます。バージョン CS 5.5 以前では、ベクトルマスクが選択され、二重枠で表示されているかを確認してください。
[シェイプに変換]を適用すると、テキスト形状のアウトラインパスが作成されます。バージョン CS 6 以前では、パスが未選択の状態ですが、バージョン CC 2015 以降では、変換と同時にすべてのパス(アンカーポイント)が選択されます。これは文字ツールを含むベクトル系ツール選択時に限られているので、[パス選択ツール]で何もない余白をクリックして、パスの選択を解除します。
シェイプに変換後は選択を解除する
シェイプに変換後は選択を解除する
シェイプに変換できない?
[シェイプに変換]を実行すると、「コマンド シェイプに変換を完了できません。テキストレイヤーは太字を使用しています」などの警告が表示される場合があります。
[文字]パネルですべての書式設定を解除
[文字]パネルですべての書式設定を解除
これは対象のテキストレイヤーが、[太字]などに書式設定されているためで、あらかじめ解除しておく必要があります。オプションバーで、[文字パネルと段落パネルの切り替え]、または[ウィンドウ]メニューから、[文字]を選択し、[文字]パネルですべての書式設定を解除してください。
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バウンディングボックスを表示する
[編集]メニューから、[パスを変形]→[(いずれかの項目)]を選択します。
バウンディングボックスを表示
バウンディングボックスを表示
作例は[自由な形に]を選択しています。
ハンドルをドラッグして変形(回転)する
[パスを変形]コマンドの操作は、[変形]コマンドと同じです。バウンディングボックスの各ハンドルをドラッグして、目的の形状に変形(回転)します。
ハンドルをドラッグして変形
ハンドルをドラッグして変形
バージョン CS 2 以降では、[ワープ]コマンドで[ワープテキスト]機能(ワープモード)が併用できるようになりました。
シェイプの変形を確定する
オプションバーで、[変形を確定]をクリック、または[enter]キーを押して、文字の変形を確定します。
オプションバーで[変形を確定]をクリック
シェイプの変形を確定する
シェイプの変形を確定する
テキストレイヤーの変形時では得られない自由変形が可能となり、不要な領域がないので、バウンディングボックスの操作感も向上します。
作例では、自然な遠近法の効果が得られるように、すべてのハンドルを操作しています。
バウンディングボックスの範囲が実質的に!
[シェイプに変換]後のバウンディングボックスが、実質的なオブジェクトの範囲に表示されるのに対し、変換前のテキストレイヤー時では、周囲に空きスペースを加えた広い範囲に表示されます。これはフォント情報に含まれた、アセンダーラインからディセンダーラインまでのスペースが取られているので、その領域に文字がなくても、バウンディングボックスの範囲とされています。この範囲は、設定中のフォントの種類により違います。
バウンディングボックスの範囲比較
バウンディングボックスの範囲比較
[シェイプに変換]を活用する大きなメリットは、このバウンディングスペースの違いにあります。実質的なオブジェクトの範囲に表示されることで、変形のコントロールもやりやすくなり、テキストレイヤー時には使用できなかった[遠近法]などが使用できるようになります。
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