Photoshop養成ギプス

【絵画調】風景写真を水彩画のスケッチ風にする【2】

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【絵画調】風景写真を水彩画のスケッチ風にする【2】
【Photoshop講座】水彩画の特徴は、絵の具を薄く塗って重ねたり、にじませたりして独特のタッチをつけていくことです。写真からの加工では、単調になりがちなこのタッチを際立たせることによって、より水彩画っぽく仕上げて行きます。
たらし込み技法を再現!
水彩画の特徴であるにじみは、絵具が乾かないうちに他の色を塗ることで発生します。これを専門的には「たらし込み技法」と言います。たっぷり水分を含んだ絵具溜めの作成には、一色分の塗面を大きくする必要があるので、元画像の色域を簡略化できるフィルター[ドライブラシ]を活用しましょう。
彩色用の画像を鮮やかにする
手順【7】で作成した[背景 コピー]に調整レイヤーを作成し、色彩用の画像を鮮やかな色に補正します。[レイヤー]メニューから、[新規調整レイヤー]→[色相・彩度]を選びます。[新規レイヤー]ダイアログで、[下のレイヤーを使用してクリッピングマスクを作成]にチェックマークを入れ、[OK]をクリックします。
[新規レイヤー]ダイアログ
[新規レイヤー]ダイアログ
[色相・彩度]ダイアログで、[彩度]に「+50」を入力します。
[色相・彩度]ダイアログ
[色相・彩度]ダイアログ
色彩用の画像が鮮やかになりました。
ドキュメント
ドキュメント
クリッピングをもっと簡単に!
クリッピングマスクの作成は、[属性]パネルで、[クリッピングマスクを作成]をクリックしても行えます。
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【Photoshop講座】風景写真を水彩画のスケッチ風にする
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彩色のにじみと絵具溜めを表現する
手順【7】で複製した[背景 コピー 2]に、彩色のにじみと絵具溜めを表現します。[レイヤー]パネルで、[背景 コピー 2]を表示して選択します。
[背景 コピー 2]を選択
[背景 コピー 2]を選択
描画モードに[ソフトライト]を設定します。
[ソフトライト]を選択
[ソフトライト]を選択
[フィルター]メニューから、[表現手法]→[輪郭検出]を選択して適用します。すると、彩色のエッジの部分ににじんだ絵具溜めのような効果が表現できます。
ドキュメント
ドキュメント
ドキュメント(部分)
ドキュメント(部分)
[ソフトライト]とは?
描画モード[ソフトライト]は、前面のレイヤーが50%グレーより明るい部分は[覆い焼き]、暗い部分は[焼き込み]にします。
新規レイヤーをホワイトで塗りつぶす
[レイヤー]パネルで、[新規レイヤーを作成]をクリックして、[レイヤー 1]を作成します。
[レイヤー]パネル
[レイヤー]パネル
[編集]メニューから、[塗りつぶし]を選んで、[塗りつぶし]ダイアログで、[内容]に[ホワイト]を選択して、[OK]をクリックします。
[塗りつぶし]ダイアログ
[塗りつぶし]ダイアログ
最前面に作成した[レイヤー 1]をホワイトで塗りつぶしたので、ドキュメントは真っ白になりました。
ドキュメント
ドキュメント
背面の画像をランダムに浮き出す
[ツール]パネルから、[消しゴムツール]を選択し、オプションバーで、[モード]に[ブラシ]を設定します。[クリックでブラシプリセットピッカーを開く]をクリックして、[直径]に「200 px」、[硬さ]に「0%」を設定します。
消しゴムツール
消しゴムツール
オプションバー
オプションバー
ホワイトの塗りつぶし部分をドラッグして削除し、徐々に背面の画像を浮き出していきます。
no432_14.png
ドラッグして削除
no432_15.png
背面の画像を浮き出す
ブラシサイズを変えて不規則にクリック!
100〜200pxのブラシサイズを使い分け、短いストロークでドラッグしたり、不規則にクリックすることで、彩色のムラが表現できます。背面の画像が出過ぎたら、ホワイトで塗りつぶして調整しましょう。
画像全体を淡く着色する
[レイヤー]パネルで、[塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成]ボタンをクリックし、メニューから[レベル補正]を選びます。
[レイヤー]パネル
[レイヤー]パネル
[レベル補正]ダイアログで、チャンネルに[レッド]を選択し、[出力レベル]に[0/242]を設定します。
チャンネル[レッド]を設定
チャンネル[レッド]を設定
チャンネルに[グリーン]を選択し、[出力レベル]に[0/242]を設定します。チャンネルに[ブルー]を選択し、[出力レベル]に[0/230]を設定します。
チャンネル[グリーン]を設定
チャンネル[グリーン]を設定
チャンネル[ブルー]を設定
チャンネル[ブルー]を設定
画像全体を淡く黄みがかった色に補正できました。
ドキュメント
ドキュメント
ざっくりした風合いを加えて完成
[レイヤー]メニューから、[新規]→[レイヤー]を選択します。[新規レイヤー]ダイアログで、[描画モード]に[オーバーレイ]を選択し、[オーバーレイの中性色で塗りつぶす(50%グレー)]にチェックマークを入れ、[OK]をクリックします。
[新規レイヤー]ダイアログ
[新規レイヤー]ダイアログ
[レイヤー]パネルで、[レイヤー 2]が描画モード[オーバーレイ]で作成されたことを確認します。
[レイヤー]パネル
[レイヤー]パネル
ドキュメント表示が変わらない?
[レイヤー 2]は、オーバーレイの中性色50%グレーで塗りつぶされているので、ドキュメントの表示は作成前と変わりありません。
[フィルター]メニューから、[フィルターギャラリー]を選択し、[フィルターギャラリー]操作パネルで、[テクスチャ]→[テクスチャライザー]を選択します。[テクスチャライザー]ダイアログで、[テクスチャ]に[麻布]、[拡大・縮小]に「200」%、[レリーフ]に「4」、[照射方向]に[上へ]を設定し、[OK]をクリックします。
no432_23.png
[テクスチャライザー]ダイアログ
ランダムなエンボス加工が施された、ざっくりした風合いの画仙紙が表現できました。水彩画の風景スケッチが完成しました。
ドキュメント(部分)
ドキュメント(部分)
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