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クリッピングマスクの設定方法

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クリッピングマスクの設定方法
【Photoshop基本操作】[クリッピングマスクを作成]とは、レイヤーのオプション機能のひとつです。[クリッピングマスクを作成]を設定すると、背面以外のレイヤーに影響を及ぼさないレイヤー(塗りつぶしまたは調整レイヤーを含む)を作成することができます。シェイプや文字などように、オブジェクト以外の領域に透明部分が含まれていると、その形状のみに前面のレイヤーが適用されるので、レイヤーマスクのような働きで表示領域をコントロールすることもできます。
背面だけに影響するレイヤー!
[クリッピングマスクを作成]には、いろんな組み合わせ方があります。レイヤーのオプションには、描画モード、不透明度、レイヤーマスク、調整レイヤー、レイヤースタイルなどがありますが、その全部が[クリッピングマスクを作成]と一緒に使えます。こうなると、何がなんだかわからなくなってきますね(笑)。まずはシンプルに、「背面だけに影響するレイヤー」と覚えておきましょう。
クリッピングマスクの設定と解除
クリッピングマスクの設定方法は、大きく分けて2つの方法があります。ひとつは、新規レイヤーを作成するときに設定する方法と、すでに作成したレイヤーに後から設定する方法です。クリッピングマスクがどのように働くかを確認しやすいのは後者で、実際の作業においても、まず特定のレイヤーを作成してから、クリッピングマスクを設定することが多いです。
レイヤーを作成する
ドキュメントに、2枚以上のレイヤーを作成します。ここでは、古い壁掛け時計の画像の[背景]に、「CLIP」を入力したテキストレイヤー、他のドキュメントからコピー&ペーストで配置した錆びた鉄板の画像の[レイヤー 1]を作成しました。いずれのレイヤーも、描画モードは[通常]で、[不透明度]は「100%」です。
ドキュメントに画像をコピー&ペースト
ドキュメントに画像をコピー&ペースト
クリッピングマスクの設定を行うのは、他のドキュメントからコピー&ペーストで配置した錆びた鉄板の画像です。このレイヤーをテキストレイヤーの前面に置くことで、文字の形状部分だけに、錆びた鉄板の画像を適用させます。
クリッピングマスクを設定するレイヤー(前面)
クリッピングマスクを設定するレイヤー(前面)
背面の「CLIP」テキストレイヤーには、レイヤースタイルの[ドロップシャドウ]を設定しています。クリッピングマスクは、レイヤーの透明部分に影響を与えませんが、レイヤースタイルの効果(ここではドロップシャドウ)にも影響を与えません。
透明ピクセルを含むレイヤー(背面)
透明ピクセルを含むレイヤー(背面)
クリッピングマスクを設定する前は、レイヤーの最前面に錆びた鉄板の画像[レイヤー 1]をコピー&ペーストしているので、背面にある「CLIP」テキストレイヤーと古い壁掛け時計の画像の[背景]は隠れて見えません。
背景(最背面)
背景(最背面)
錆びた鉄板の画像[レイヤー 1]にクリッピングマスクを設定すると、「CLIP」テキストレイヤーの文字の形状部分だけに、錆びた鉄板の画像が適用されるようになります。
クリッピングマスクを設定する
[レイヤー]メニューから、[クリッピングマスクを作成]を選択、または[option(Alt)]+[command(Ctrl)]+[G]キーを押します。すると、レイヤーサムネールの左側に鍵矢印が表示され、背面のレイヤーにクリップした状態へ変更されます。[レイヤー 1]にクリッピングマスクが設定できました。
クリッピングマスクの設定を確認
クリッピングマスクの設定を確認
背面のレイヤーに含まれる透明部分がマスク領域になり、クリッピングマスクを設定した[レイヤー 1]の内容が、文字の形状で型抜きされました。
クリッピングマスク設定後のドキュメント
クリッピングマスク設定後のドキュメント
「CLIP」テキストレイヤーは、前面の[レイヤー 1]の内容に変更されましたが、同じレイヤーに設定しているレイヤースタイルの効果(ここではドロップシャドウ)は、クリッピングマスクの影響を受けることなく、そのまま[背景]と合成されています。
[レイヤー]パネルメニューでも同様に選択できます。
クリッピングマスクを解除する
[レイヤー]メニューから[クリッピングマスクを解除]を選択、または[option(Alt)]+[command(Ctrl)]+[G]キーを押します。すると、レイヤーサムネールの左側にあった鍵矢印がなくなり、通常のレイヤーの重なり方へ変更されます。
クリッピングマスクの解除を確認
クリッピングマスクの解除を確認
[レイヤー]パネルメニューでも同様に選択できます。
調整レイヤーにもクリッピングマスク!
クリッピングマスクの活用方法として、最も使用頻度が高いのは調整レイヤーでしょう。レイヤー単位で色調補正などを行いたい場合、そのレイヤーにクリップしておけば、他のレイヤーに影響を及ぼさない調整が可能となります。
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