Photoshop養成ギプス

【色調補正】逆光で暗くなった人物を明るくする【シャドウ・ハイライト】

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【色調補正】逆光で暗くなった人物を明るくする【シャドウ・ハイライト】
【Photoshop講座】太陽を背にした人物や、日陰と日向がはっきりした風景を補正しようとすると、全体が明るくなってしまったり、白トビを起こしてしまうことがあります。そんなときは、[シャドウ・ハイライト]を使用しましょう。逆光で暗くなった影の部分を、手早く簡単に、しかも違和感なく明るくすることができます。
ハローを軽減しよう!
[シャドウ・ハイライト]の操作は簡単です。スライダーを動かすだけで、暗い部分をどんどん明るくすることができます。しかし、シャドウ領域では目立たないハロー(光がぼやけて見える現象)が、ハイライト領域では際立って現れます。これを軽減しながら、効果を十分発揮できる操作方法を身につけましょう。
影だけを明るく補正する方法
これから行う操作は、[シャドウ・ハイライト]という機能を使って、逆光で暗くなった人物を明るく補正する方法です。逆光で撮影された写真の特徴は、明るい部分に露出が合わされているため、暗い部分が極端に暗くなっていることです。このような逆光の写真を安易に補正すると、画像全体が明るくなってしまいます。明るい部分をそのままに、暗い部分だけを明るく補正しましょう。
元画像→影だけを明るく補正する
photo by sleepy sparrow
素材画像を開く
素材画像を開きます。作例では、[RGB カラー]モード、8 bit/チャンネルを使用していますが、[CMYK カラー]モードや[グレースケール]モード、16 bit/チャンネルにも対応します。
素材画像を開く
素材画像を開く
photo by sleepy sparrow
逆光で暗くなった画像とは?
素材画像は部屋の窓際に立つ女性で、光の入射角を構図とした陽光の温かみを感じる作品です。人物は光源を背にしているので、部屋の中と外の明るさが際立って、その空間の違いを見事に表しています。このような逆光を活かした作品なら、人物の顔や身体が暗くなっていても有効な演出となりますが、一般的には意図しない主体の暗さが気になる結果となります。
[レイヤー]メニューから、[スマートオブジェクト]→[スマートオブジェクトに変換]を選択します。
スマートオブジェクトを確認
スマートオブジェクトとは?
レイヤーや背景をスマートオブジェクトに変換しておくと、色調補正や変形、フィルターを適用した後でも、いつでも元の状態に戻すことができます。スマートオブジェクトへの変換は主流となっているので、できるものは何でも変換しておきましょう。
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【Photoshop講座】逆光で暗くなった人物を明るくする
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暫定値を設定する
[イメージ]メニューから、[色調補正]→[シャドウ・ハイライト]を選択します。[シャドウ・ハイライト]ダイアログで、[シャドウ]セクションの[量]に中間値の「50」%を入力します。
[ハイライト]セクションの[量]に中間値の「50」%を入力します。
[シャドウ]と[ハイライト]に中間値の「50」%を入力
[シャドウ]と[ハイライト]に中間値の「50」%を入力
元画像→暫定値による適用結果
暫定値から調整を始めよう!
[シャドウ・ハイライト]最大の特徴は、明暗の量をシャドウ領域、ハイライト領域に分けて設定できることです。しかし、一般的な使い方としては、暗い部分を明るくすることが多いので、初期設定ではシャドウ領域のみ[量]に設定値が加えられています。ハイライト領域を暗くしたい、またはハイライト領域と合わせて全体を調整したい場合は、中間値の「50」%を暫定値として、その他の項目を設定していく方法がオススメです。
[量]に「0」%を設定→[量]に「100」%を設定
[シャドウ]セクションの[量]を増減させると、シャドウ領域の明るさが調整できます。[量]に「0」%を設定すると、シャドウ領域のすべての調整値が「0」%になり、元の状態に戻ります。[量]に「100」%を設定すると、シャドウ領域のすべての調整値が「100」%になり、詳細オプションの初期設定値も増幅されて反映されます。
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詳細オプションを表示する
[シャドウ・ハイライト]ダイアログで、[詳細オプションを表示]にチェックマークを入れます。
[詳細オプションを表示]をクリック
[詳細オプションを表示]をクリック
すると、[シャドウ・ハイライト]ダイアログが拡張され、詳細オプションが表示されます。
[シャドウ・ハイライト]ダイアログの詳細オプション
[シャドウ・ハイライト]ダイアログの詳細オプション
詳細オプションでコントロール!
これらの詳細オプションは、[シャドウ・ハイライト]の初期設定で適用される効果に含まれているもので、詳細オプションを表示しないと調整できない項目です。詳細オプションが省略される簡易表示で、適切な補正ができない場合は、詳細オプションを表示しましょう。
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ハローを軽減する
[シャドウ・ハイライト]ダイアログで、[ハイライト]セクションの[半径]に「96」px を設定します。
[半径]に「96」px を設定
[半径]に「96」px を設定
[半径]でハローを軽減!
境界線を際立たせる方法としてハローは有効です。しかし、空やべた塗りの背景などには、その違和感が目立ちます。かといって[量]の設定値を小さくして、ハローが目立たないようにすると、シャープさがどんどん減っていきます。[半径]の設定値を大きくするということは、ハローの階調幅を広くするということです。ハローの階調幅が広すぎると、逆に目立たなくなるという特性をうまく活用しましょう。
[半径]に「30」px を設定→[半径]に「128」px を設定
[半径]の数値が大きいほどフラットな印象になり、ハローが軽減できます。これは、ハローが現れた階調幅を広くすることで、際立った印象を緩和させるもので、実際の階調の明るさ、暗さの変化はありません。
数値を小さくすると、ハローの階調幅が狭くなり、ディテールがはっきりしてきます。「0」px に設定すると、シャドウとハイライトの隣接領域からハローは無くなりますが、シャープさもなくなります。
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対象の階調範囲を調整する
[シャドウ・ハイライト]ダイアログで、[シャドウ]セクションの[階調]に「60」%を入力します。
[ハイライト]セクションの[階調]に「40」%を入力します。
[シャドウ]と[ハイライト]の[階調]を調整
[シャドウ]と[ハイライト]の[階調]を調整
適用される階調範囲を6:4に設定
適用される階調範囲を6:4に設定
階調範囲を見極める!
[シャドウ]、[ハイライト]セクションの[階調]、バージョン CS 6 以前では[階調の幅]を調整します。これは「量」で明るさを増減させる階調範囲を調整するもので、初期設定では中間値の「50」%に設定されています。
[階調]の初期設定は5:5、つまりシャドウ領域は 0 〜 128 階調レベルで、ハイライト領域は 128 〜 255 階調レベルが調整の対象となります。しかし、適用する素材画像によって、この階調範囲が適しているとは限りませんよね? [シャドウ・ハイライト]は、暗い部分を明るく、明るい部分を暗くできる機能なので、この中間の境界線に適した位置へコントロールするのが[階調]の役割となります。
5:5の階調範囲(初期設定)→6:4の階調範囲
階調の「明」と「暗」を分ける境界線の設定なので、初期設定の「50」%を大きく変える必要はありません。[シャドウ]セクションの[階調]では、明るくする階調範囲を中間値から増減させたい場合に設定し、[ハイライト]セクションの[階調]では、暗くする階調範囲を中間値から増減させたい場合に設定します。
作例では、[シャドウ]セクションの[階調]に「60」%、[ハイライト]セクションの[階調]に「40」%を設定し、シャドウ領域の階調範囲を多めに、ハイライト領域の階調範囲を少なめにしています。
彩度を調整する
[シャドウ・ハイライト]ダイアログで、[調整]セクションの[カラー]に「-10」を設定します。
[カラー]に「-10」を設定
[カラー]に「-10」を設定
カラーとは?
[調整]セクションの[カラー]、バージョン CS 6 以前では[カラー補正]は、彩度の調整です。初期設定では「+20」に設定されています。プラス(+)側に調整すると彩度が高くなり、マイナス(-)側に調整すると彩度が低くなります。
[カラー]に「+50」を設定→[カラー]に「-50」を設定
この[カラー]は、[シャドウ]、[ハイライト]セクションの[量]で設定した数値を元にして算出されます。たとえば、[ハイライト]セクションの[量]に「0」%が設定されていると、[カラー]に「+100」を設定しても、ハイライト領域の彩度が高くなることはありません。[カラー]の設定値が「0」のとき、彩度は元画像と変わらないですが、画像全体の階調が明るくなると、彩度が高くなった印象があるので、ここでは少し落ち着かせるために「-10」を設定しました。
中間調のバランスを調整する
[シャドウ・ハイライト]ダイアログで、[調整]セクションの[中間調]に「+25」を設定します。
[中間調]に「+25」を設定
[中間調]に「+25」を設定
中間調とは?
中間調とは、階調の始まりである暗い領域の[シャドウ]、階調の終わりである明るい領域の[ハイライト]の中間点近くにある階調領域です。[調整]セクションの[中間調]、バージョン CS 6 以前では[中間調のコントラスト]は、中間調のバランスを調整して、補正で浅くなったコントラストを高めます。初期設定では「0」に設定されています。マイナス(-)側に調整するとコントラストが低くなり、プラス(+)側に調整するとコントラストが高くなります。
[中間調]に「-50」を設定→[中間調]に「+50」を設定
暫定的に設定しておいた[ハイライト]セクションの[量]を調整します。ここでは暫定値をそのまま使用しています。
同様に[シャドウ]セクションの[量]を調整します。すべての設定ができたら、[OK]をクリックします。
[シャドウ・ハイライト]ダイアログを設定
[シャドウ・ハイライト]ダイアログを設定
元画像→[シャドウ・ハイライト]を適用
[レイヤー]パネルで、スマートフィルターに[シャドウ・ハイライト]が追加されたことを確認します。
[シャドウ・ハイライト]が追加されたことを確認
[シャドウ・ハイライト]が追加されたことを確認
背景の陰影を起こしながら、人物の陰影を明るくすることができました。
人物の陰影を明るくすることができた
人物の陰影を明るくすることができた
増幅値が適用される!
[シャドウ・ハイライト]を詳細に設定できるオプションの各設定項目は、[シャドウ]、[ハイライト]セクションの[量]に対しての増幅値が適用されます。たとえば、[シャドウ]、[ハイライト]セクションの[量]が「0」%のとき、その他の項目にどんな数値を設定しても効果が出ません。
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Posted bypsgips