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【クイック選択ツール】たった3ステップで毛羽立ったファーを切り抜く方法【境界線を調整】

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【クイック選択ツール】たった3ステップで毛羽立ったファーを切り抜く方法【境界線を調整】
【Photoshop講座】毛羽立ったファーのような切り抜きは、[クイック選択ツール]と[境界線を調整]の組み合わせを試してみましょう。2つの機能が共通している特徴は、ピクセルを「自動的に検知」してくれること。これは、曖昧な境界線を切り抜くときに、大変心強いパートナーになります。コツは毛羽立ちの幅を[スマート半径]に設定するだけです。きっと、驚くような仕上がりが期待できますよ。
バージョン CC 2015.5 以降では、[境界線を調整]から[選択とマスク]に名称変更されました。
餅屋は餅屋に任せる!
滑らかだったりギザギザだったり、境界線にはさまざまな形状があります。それらをひとつの選択範囲やひとつの機能で切り抜くなんてナンセンス。それぞれのエッジに適した方法で切り抜いて合成すればいいのです。ファーのような毛羽立った繊維は、[境界線を調整]の[エッジの検出]に任せましょう。
ファーを切り抜く準備
ファー以外の切り抜き部分を、顔と服、髪の毛に分け、それぞれに適した方法で切り抜いておきます。グループフォルダーを作成して、切り抜いたレイヤーをまとめておけば、表示と非表示の切り替えもワンクリックで行えます。
ドキュメントを開く
解説に使用するドキュメントは、4272 x 2848 pixel、RGB カラー、JPEG 形式で、紅葉の森林を背景にしたファーを被った女性です。ファーは白く、境界線は逆光で白トビしている箇所があります。切り抜き後の背景色は、元画像と同系色が無難なので、明度を低くすることを前提にして作業を進めます。
元画像
その他の切り抜きを作成する
輪郭がハッキリした顔や服、繊細な髪の毛は、それぞれに適した方法で切り抜いておきます。
その他の部分を適した方法で切り抜く
その他の部分を適した方法で切り抜く
切り抜きを非表示にして背景を選択する
[レイヤー]パネルで、[その他の切り抜き]フォルダーを作成し、それぞれの切り抜きレイヤーを入れます。
[その他の切り抜き]フォルダーを作成
[その他の切り抜き]フォルダーを作成
[その他の切り抜き]フォルダーをたたみ、[レイヤーの表示 / 非表示]をクリックして非表示にし、[背景]を表示して選択します。
[その他の切り抜き]フォルダーをたたむ
[その他の切り抜き]フォルダーをたたむ
[背景]を表示して選択
[背景]を表示して選択
元画像のコピーで作業しよう!
ファーの切り抜きは元画像(背景)から行います。元画像は保護されますが、念のため複製したファイルを使用してください。
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毛羽立ったファーを切り抜く方法
ファーの領域に選択範囲を作成し、[境界線を調整]でエッジを検出して出力、その他の切り抜きレイヤーと合成します。ファーの切り抜きは、自動的に検知する機能を使用するため、これらの操作はたった3ステップで行えます。
ファーの部分に選択範囲を作成する
[ツール]パネルから[クイック選択ツール]を選びます。オプションバーで、[クリックでブラシピッカーを開く]をクリックし、[直径]に「24 px」、[硬さ]に「100%」、[間隔]に「25%」を設定します。
[クイック選択ツール]を選択
[クイック選択ツール]を選択
[クリックでブラシピッカーを開く]をクリック
[クリックでブラシピッカーを開く]をクリック
ファーの領域をドラッグして、選択範囲を作成します。
ファーの領域をドラッグ
ファーの領域をドラッグ
大まかな選択範囲を作成!
[クイック選択ツール]は、選択したい画像の上を大まかにドラッグするだけで、自動的に選択範囲を作成してくれるツールです。ここで選択したい部分は、ファーの毛羽立った境界線なので、その他を正確に選択する必要はありません。
エッジを自動的に検出する
オプションバーで、[境界線を調整]をクリックします。
バージョン CC 2015.5 以降では、[選択とマスク]をクリックします。
[境界線を調整]をクリック
[境界線を調整]をクリック
[境界線を調整]ダイアログで、[エッジの検出]セクションの[スマート半径]にチェックマークを入れて、[半径]に「32」px を設定します。
[スマート半径]を有効にする
[スマート半径]を有効にする
[半径]に「0」px を設定(未設定)
[半径]に「0」px を設定(未設定)
[半径]に「32」px を設定
[半径]に「32」px を設定
エッジを曖昧にする設定?
[エッジの検出]セクションでは、切り抜きの境界線を検出する半径(幅)が設定できます。ファーのような毛羽立った繊維の境界線の場合、毛足の長さの1/2を[半径]に設定すると、その幅が検出領域になり、背景が透けて見えている部分を取り除けます。
境界線を曖昧にする設定のため、ハッキリした輪郭の切り抜きには使用すべきではありません。[スマート半径]は、選択範囲の境界線から外側に向けて、検出領域を徐々に弱めていくものです。
[境界線を調整]ダイアログで、[出力]セクションの[不要なカラーの除去]にチェックマークを入れ、[出力先]に[新規レイヤー(レイヤーマスクあり)]を選択して、[OK]をクリックします。
[不要なカラーの除去]を有効にする
[不要なカラーの除去]を有効にする
境界線に残った背景色を変換!
[不要なカラーの除去]を有効にすると、切り抜きの境界線に残った背景色を検出結果の色に近づけて、違和感のないように調整できます。
その他の切り抜き部分を合成する
[レイヤー]パネルで、出力された[背景 コピー]を確認します。
[その他の切り抜き]フォルダーを表示して、その他の切り抜き部分を合成します。背景色を黒色にして、ファーの切り抜きを確認しましょう。
出力されたレイヤーを確認
その他の切り抜きと合成
出力された[背景 コピー]を確認
出力された[背景 コピー]を確認
[その他の切り抜き]を表示
[その他の切り抜き]を表示
毛羽立ったファーを切り抜くことができた
毛羽立ったファーを切り抜くことができた
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