Photoshop養成ギプス

【レタッチ】3分で20歳くらい若返らせる方法【ハイパス】

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3分で20歳くらい若返らせる方法
【Photoshop講座】シワの一本一本を消して行く、面倒な修正方法ではありません。肌の表面のデコボコを干渉させて、シワを目立たなくします。出っ張っている部分を暗く、窪んでいる部分を明るくすれば、肌が持つ自然な質感を保ちながら、均一な階調に近づけて行くことができます。シワ取りだけではなく、つるすべ素肌にも応用できます。
画像の輪郭を反転させる!
デコボコを干渉させるって、理屈ではわかっていてもやり方がわからないものですよね。[ハイパス]は、画像の輪郭を検出して、その他の領域を中性色(50%グレー)にするフィルターです。検出される量が増えると輪郭はシャープになります。つまり、デコボコがより深くなるわけですから、その前に適用する画像の階調を反転しておくと、その逆の効果が現れるのです。
ドキュメントを開く
解説に使用するドキュメントは、772 x 1024 pixel、RGBカラー、JPEG形式で、白髪で力強い眼光の老人です。シワ、シミ、肌のたるみがありますが、全体的な造形を構成する陰影が整っているので、[ハイパス]による修正が比較的簡単に行えそうです。
素材画像を開く
photo by Lies Thru a Lens
[レイヤー]パネルで、[背景]を[新規レイヤーを作成]にドラッグして、[背景 コピー]を作成します。
[背景 コピー]を作成
[背景 コピー]を作成
大まかなシミやホクロを取る
[ツール]パネルから[スポット修復ブラシツール]を選んで、オプションバーで[直径]に「16 px」を設定します。
[スポット修復ブラシツール]を選択
[スポット修復ブラシツール]を選択
[直径]に「16 px」を設定
[直径]に「16 px」を設定
目立つシミやホクロをクリックして、大まかな修正を行います。[スポット修復ブラシツール]で、シワを取ることも可能ですが、ここでは肌を均一な印象にすることを目的とした修正に止めておきます。
修正前
修正前
no500_06.png
修正後
若返らせる領域外をマスクする
[レイヤー]パネルで、[背景 コピー]を[新規レイヤーを作成]にドラッグして、[背景 コピー 2]を作成します。
[背景 コピー 2]を作成
[背景 コピー 2]を作成
[フィルター]メニューから[ぼかし]→[ぼかし(ガウス)]を選んで、[半径]に「1.0」pixelを設定します。
[半径]に「1.0」pixelを設定
[半径]に「1.0」pixelを設定
見出し見出し
この後に行う[ハイパス]の適用で、肌のデコボコが互いに干渉されて均一になりますが、元画像の明度変化により、適用結果がわずかにズレて、境界線が際立ってしまう場合もあります。あらかじめ、[背景 コピー 2]レイヤーを1 pixelぼかしておくことで、そのような現象を防ぐことができます。
[ツール]パネルから[なげなわツール]を選び、若返らせる領域を選択します。
[なげなわツール]を選択
[なげなわツール]を選択
顔の輪郭に選択範囲を作成し、optionキーを押しながら、目と眉、法令線や鼻の輪郭などの領域をドラッグして、選択範囲から一部削除します。
シワを取る領域を選択
シワを取る領域を選択
見出し見出し
選択範囲の境界線は、[マスク]パネルの[ぼかし]でぼかす調整が行えるので、ここでは[ぼかし:0 px]に設定しておきます。マスク領域が複雑な形状になる場合は、ブラシツールで描画できる[クイックマスク]や[レイヤーマスク]で編集を行いましょう。
[レイヤー]パネルで、[レイヤーマスクを追加]をクリックします。[背景 コピー 2]にレイヤーマスクが作成できたら、レイヤーマスクサムネールをダブルクリックして、[マスク]パネルを表示します。
レイヤーマスクサムネールをダブルクリック
レイヤーマスクサムネールをダブルクリック
[マスク]パネルで、[ぼかし]に「8.0 px」を設定します。
[ぼかし]に「8.0 px」を設定
[ぼかし]に「8.0 px」を設定
若返らせる領域外にレイヤーマスクが作成できました。
領域外にレイヤーマスクを作成
領域外にレイヤーマスクを作成
肌のシワやデコボコを目立たなくする
[レイヤー]パネルで、[背景 コピー 2]レイヤーサムネールを選択します。
[背景 コピー 2]を選択
[背景 コピー 2]を選択
[イメージ]メニューから[色調補正]→[階調の反転]を選んで、階調を反転します。
階調を反転
階調を反転
階調を反転して適用する!
[ハイパス]は、画像の輪郭をレリーフのようにして重ねた画像をシャープにできますが、対象画像の階調を反転してから適用すると、正反対のぼかし効果が得られます。これは、明度の中間値(50%グレー)を境界として、互いの階調が入れ替わることで、合成する元画像のデコボコが干渉されるからです。そのため、肌が本来持っているディテールを崩さず、表面を均一にすることができるわけです。
[レイヤー]パネルで、描画モードに[ビビッドライト]を設定します。
描画モードに[ビビッドライト]を選択
描画モードに[ビビッドライト]を選択
[ビビッドライト]とは?
描画モード[ビビッドライト]は、合成前(前面レイヤーの色)が50%グレーより明るい部分のコントラストを弱め、暗い部分のコントラストを強める特性があります。
描画モード[ビビッドライト]に設定すると、背面の[背景 コピー]と合成され、均一なグレーで塗りつぶしたようになりました。
グレーで塗りつぶしたようになる
グレーで塗りつぶしたようになる
[フィルター]メニューから[その他]→[ハイパス]を選びます。
[ハイパス]ダイアログで、[半径]に「5.0」pixelを設定して、[OK]をクリックします。
[半径]に「5.0」pixelを設定
[半径]に「5.0」pixelを設定
3分で20歳くらい若返らせることができました。
[ハイパス]を適用
[ハイパス]を適用
ハイパス設定値の比較
ハイパスの適正値は、適用する画像の大きさや諸条件により異なります。[半径]の数値が小さいほど効果は弱まり、大きいほど効果は強くなります。デコボコの干渉はピクセル単位で行われるため、数値を大きくし過ぎると合致せず、逆に効果が弱まる場合もあります。控えめな設定を心がけましょう。
[半径:0.1 pixel]
[半径:10.0 pixel]
[半径]の数値が小さい場合
[半径]の数値が小さい場合
[半径]の数値が大きい場合
[半径]の数値が大きい場合
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