Photoshop養成ギプス

【エフェクト】渓流の写真に幻想的な霧を発生させる

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【エフェクト】渓流の写真に幻想的な霧を発生させる
【Photoshop講座】日差しが照りつけた渓流の写真に霧を発生させて、濃度や拡散、色の変化を自由にコントロールしながら、素材に合わせた空気感や遠近感を演出しましょう。
霧が濃い部分を基準に調整する
当たり前のことですが、霧の濃度が増すと風景は見えなくなります。それは均一に見えなくなるワケではなく、遠くの風景から先に見えなくなります。素材画像の形状によって、これらの差を作り出さないと空間は感じとれません。いちばん遠くの風景が、グラデーションの最大値になるようにすることがポイントです。
霧の濃度を決めるガイドを引く
渓流の素材画像を開きます。素材画像は、[幅 : 2560 pixel]、[高さ : 1440 pixel]、[解像度 : 72 pixel/inch]、[モード : RGBカラー] を使用しています。
霧のいちばん濃い箇所を決定し、前方から後方に霞んでいく度合いを大まかに設定します。水平方向と垂直方向にガイドを作成します。ガイドの交点がいちばん濃い箇所になります。
霧のいちばん濃い箇所にガイドを作成
霧のいちばん濃い箇所にガイドを作成
定規からドラッグで引き出す!
ガイドの作成は、[表示] → [定規] (CS 5 〜)、[ビュー] → [定規] (CS 4) を選んで、画面に [定規] を表示し、水平方向のガイドを作成したい場合は、画面上側の定規からドラッグ、垂直方向のガイドを作成したい場合は、画面左側の定規からドラッグしてください。
霧の選択範囲を作成する
[ツール] パネルで、[クイックマスクモード] をクリックします。
[クイックマスクモード] をクリック
[クイックマスクモード] をクリック
[ツール] パネルから、[グラデーションツール] を選択します。
[グラデーションツール] を選択
[グラデーションツール] を選択
オプションバーで、[クリックでグラデーションピッカーを開く] をクリックします。
グラデーションピッカーで、[描画色から透明に] を選択します。
[グラデーションの種類を選択] に [円形グラデーション] を選択します。
[逆方向] にチェックマークを入れます。
[円形グラデーション] を選択
[円形グラデーション] を選択
ガイドの交点を開始点、ドキュメントの右下コーナーを終了点とするグラデーションを作成します。すると、グラデーションで塗りつぶされた部分が、半透明の赤色で表示されます。
グラデーションを作成
グラデーションを作成
オプションバーで、[線形グラデーション] を選択します。
[線形グラデーション] を選択
[線形グラデーション] を選択
ガイドの交点を開始点、ドキュメントの右下を終了点とする2つめのグラデーションを作成します。
2つめのグラデーションを作成
2つめのグラデーションを作成
グラデーションを重ね塗り!
グラデーションタイプに [描画色から透明に] を設定しているので、重ね塗りしても前のグラデーションが残っています。これは [描画色から透明に] が、不透明度 0% から 100% の透明ピクセルを含んでいるためで、たとえば、不透明度 50% の箇所に、不透明度 50% が重ね塗りされると、MAX 値である 100% になります。
[ツール] パネルで、[画像描画モード] をクリックします。
[画像描画モード] をクリック
[画像描画モード] をクリック
すると、グラデーションの領域外に選択範囲が作成されます。
クイックマスクモード
クイックマスクモード
画像描画モード
画像描画モード
白い霧を発生させる
[レイヤー] パネルで、[塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成] をクリックし、メニューから [レベル補正] を選択して、[レベル補正 1] を作成します。
[レベル補正 1] を作成
[レベル補正 1] を作成
[レベル補正] ダイアログで、[出力レベル] の左側の調整ポイントをドラッグすると、白い霧が発生します。霧の濃度は、このスライダーで自由に調整できます。
左側の調整ポイントをドラッグ
左側の調整ポイントをドラッグ
[出力レベル] に [224 / 255] を設定
[出力レベル] に [224 / 255] を設定
[レベル補正] 適用前
[レベル補正] 適用前
白い霧が発生する
白い霧が発生する
[出力レベル] に [254 / 255] を設定します。これが MAX 値になります。
[出力レベル] に [254 / 255] を設定
[出力レベル] に [254 / 255] を設定
霧がいちばん濃い状態になりました。
霧がいちばん濃い状態になった<
霧がいちばん濃い状態になった
[レイヤー] パネルで、[レベル補正 1] レイヤーマスクサムネールをダブルクリックし、[マスク] パネルの [濃度] を調整すると、白い霧を拡散することができます。
レイヤーマスクサムネールをダブルクリック
レイヤーマスクサムネールをダブルクリック
[マスク] パネルを表示
[マスク] パネルを表示
[濃度] をドラッグ
[濃度] をドラッグ
[濃度] 適用前
[濃度] 適用前
[濃度] を調整すると霧が拡散する
[濃度] を調整すると霧が拡散する
作例では遠近感を出したいので、控えめの「90%」を設定します。
[濃度] に「90%」を設定
[濃度] に「90%」を設定
遠近感が感じられる濃度に調整
遠近感が感じられる濃度に調整
霧の後方に色をつける
[レイヤー] パネルで、[レベル補正 1] レイヤーマスクサムネールを [command (Ctrl)] キーを押しながらクリックし、選択範囲を作成します。
no518_25.png
[command (Ctrl)] + クリック
レイヤーマスクの選択範囲が作成できたら、[shift] + [command (Ctrl)] + [I] キーを押して、選択範囲を反転します。
選択範囲を作成
選択範囲を作成
選択範囲を反転
選択範囲を反転
[レイヤー] メニューから、[新規塗りつぶしレイヤー] → [グラデーション] を選択します。[新規レイヤー] ダイアログで、[描画モード] に [乗算] を選択します。
[不透明度] に「50」% を設定します。
[OK] をクリックします。
[新規レイヤー] ダイアログを設定
[新規レイヤー] ダイアログを設定
[グラデーションで塗りつぶし] ダイアログで、[クリックでグラデーションを編集] をクリックし、[グラデーションエディター] ダイアログを表示します。
[クリックでグラデーションを編集] をクリック
[クリックでグラデーションを編集] をクリック
ここでは、素材画像の色調に合わせた色を設定し、後方の暗がりが表現できるように調整します。[グラデーションエディター] ダイアログで、[位置 : 0%] [ホワイト]、[位置 : 70%] [H : 188° / S : 99% / B : 78%]、[位置 : 100%] [H : 205° / S: 100% / B : 75%]を設定して、[OK]をクリックします。
[グラデーションエディター] ダイアログを設定
[グラデーションエディター] ダイアログを設定
濃いめの色を設定!
レイヤーの [不透明度] は、後の調整が効くように、「50」%に設定しているので、濃いめの色を設定しておきましょう。
[グラデーションで塗りつぶし] ダイアログで、[OK] をクリックします。
[OK] をクリック
[OK] をクリック
素材画像の色調に合わせた後方の暗がりが表現できました。
後方の暗がりが表現できた
後方の暗がりが表現できた
[グラデーション 1] レイヤーマスクサムネールをダブルクリックして、[濃度] の調整を行うと、白い霧の色の度合いを変化させることができます。
[マスク] パネルを表示
[マスク] パネルを表示
[濃度] をドラッグ
[濃度] をドラッグ
[濃度] 適用前
[濃度] 適用前
白い霧の色の度合いを変化させる
白い霧の色の度合いを変化させる
[濃度] に「40%」を設定
[濃度] に「40%」を設定
わずかな色の違いで、幻想的な空間を表現しましょう。
わずかな色の違いを出す
わずかな色の違いを出す
全体的な色の濃度は、[レイヤー] パネルの [不透明度] で調整できます。
[不透明度] に「25%」を設定
[不透明度] に「25%」を設定
[不透明度] に「100%」を設定
[不透明度] に「100%」を設定
数値を小さくすると淡くなる
数値を小さくすると淡くなる
数値を大きくすると濃くなる
数値を大きくすると濃くなる
中間値の「50%」を基準に微調整しましょう。
[不透明度] に「50%」を設定
[不透明度] に「50%」を設定
中間値を暫定的に設定する
中間値を暫定的に設定する
全体の色調に青味をつける
作例の素材画像は、日差しによって少し黄味がかっています。霧との違和感や、写真の生っぽさを解消するため、青味をつける調整を行います。
[レイヤー] パネルで、[塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成] をクリックし、メニューから [レンズフィルター] を選択して、[レンズフィルター 1] を作成します。
[レンズフィルター 1] を作成
[レンズフィルター 1] を作成
[レンズフィルター] ダイアログで、[フィルター] に [フィルター寒色系 (82)] を選択します。
[レンズフィルター] ダイアログを設
[レンズフィルター] ダイアログを設定
幻想的な霧を発生させることができました。
幻想的な霧を発生させることができた
幻想的な霧を発生させることができた
輝度を保持する!
[レンズフィルター] のオプションに [輝度を保持] というチェックボックスがあります。これは、適用されるカラーの輝度 (光源の明るさ) を保ちながら、色調を変えることができます。たとえば、基本色がホワイトの場合、輝度は MAX 値になるので、合成色を問わず輝度は保持されてホワイトのままです。
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Posted bypsgips