【ロゴ】フォントでつくる!水面に映ったロゴ【1】
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【Photoshop講座】画像を波紋のように変形させることはカンタンですが、文字列と水面との接点を違和感なく合わすには、ちょっとした工夫が必要です。クイックマスクでグラデーションをかけ、フィルターの適用度を段階的に変化する方法をご紹介しましょう。
文字列と水面の接点をぴったり合わす!
フォントの文字は、揃っているようで揃っていません。フォントに設定されているベースラインは、見た目を重視した揃え方です。なので、鏡面文字を作成する場合は、文字列と水面の接点を少し重ねて、隙間を開けないように調整しなければなりません。キーボードの↑キーを使えば、1 pixel単位の微調整ができます。
鏡面文字を作成する
1280 x 640 pixelの新規画像を開きます。[表示]メニューから[定規]を選び、ガイドを引くための[定規]を表示させておきましょう。ドキュメントの中央に、水平線のガイドを引きます。

新規画像を開く
ガイドとは?
ガイドとは、プリント出力では反映されない仮の基準線です。ドキュメントの中央に正確なガイドを引きたい場合は、[表示]メニューから[新規ガイド]を選び、[方向]の[水平方向]を選択し、[位置]に「320 px」を設定して、[OK]をクリックします。
![[新規ガイド]ダイアログを設定](https://blog-imgs-76-origin.fc2.com/p/s/g/psgips/no585_02.png)
[新規ガイド]ダイアログを設定
[ツール]パネルで、[横書き文字ツール]を選びます。オプションバーで、入力する文字の設定を行います。
![[横書き文字ツール]を選択](https://blog-imgs-76-origin.fc2.com/p/s/g/psgips/no585_03.png)
[横書き文字ツール]を選択

オプションバーを設定
任意のフォントを選ぼう!
作例では、フォントに「Bookman Roman」を選び、[フォントサイズを設定]に「220 pt」、[アンチエイリアスの種類を設定]に[滑らかに]を選択、整列オプションに[テキストの中央揃え]を選択、[テキストカラーを設定]に[ブルー(純色)]を設定しました。
作成したガイドの位置を「ベースライン」とし、文字を入力します。この文字列がベースになるので、字間の調整を行う場合は、この段階で済ませておきましょう。文字の輪郭に階調が含まれている場合もあるので、1〜2 pixel下げておくと、文字列と水面の接点がピッタリ合います。

ドキュメントに文字を入力

文字列の幅はドキュメントの約80%
文字列の長さに注意!
文字列の長さは、ドキュメントの幅に対して約80%とし、左右に余白を設けておきます。
[レイヤー]パネルで、テキストレイヤーを[新規レイヤーを作成]にドラッグし、テキストレイヤーのコピーを作成します。command〔Ctrl〕+[キーを押して、テキストレイヤーのコピーを背面に移動します。

テキストレイヤーを複製

テキストレイヤーのコピーを背面へ移動
水面側のテキストを背面へ!
文字列と水面の接点に重なり部分ができるので、テキストのコピーは必ず背面へ移動してください。
[編集]メニューから[変形]→[垂直方向に反転]を選びます。垂直方向に反転したテキストレイヤーを、「ベースライン」のガイドの下に移動します。shift+command〔Ctrl〕キーを押しながらドラッグします。テキストのベースラインをガイドにスナップさせて、マウスボタンを離します。鏡面文字が作成できました。

テキストのコピーをドラッグして移動

上下が対称の鏡面文字を作成
キー操作で隙間を微調整!
文字列と水面の接点に隙間が空く場合は、command+↑キーを押して、1〜2 pixel上へ移動します。
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