Photoshop養成ギプス

【テクスチャ】ゼロからつくる!荷造り用のエアークッション【2】

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【Photoshop講座】正しくは「ポリエチレン気泡緩衝材」という名前らしいですが、通称「プチプチ」とか、「エアキャップ」とか言われている荷造り用のアレです。薄く透明な材質感や配列のリズムを表現し、内容物(背景)が透ける演出も加えてみましょう。
同じフィルターの適用が一回とは限らない!
ちょっと、行き当たりばったりな使い方かも知れませんが、同じフィルターを複数回適用すると、設定値による変化とは異なった効果が生成される場合があります。中でも[ラップ]フィルターは、予測不能な面白さがあるので、つい、[command(Ctrl)]+[F]キーを試したくなります。CS5以降のバージョンなら[スマーギャラリー]で、効果を複製して重ね合わせることもできます。
[ラップ]フィルターで質感をつくる
[フィルタ]メニューから、[フィルターギャラリー]を選択し、[フィルターギャラリー]操作パネルで、[アーティスティック]→[ラップ]を選択します。バージョンCS4以前では、[フィルタ]メニューから、[アーティスティック]→[ラップ]を選択します。
[フィルターギャラリー]操作パネル
[フィルターギャラリー]操作パネル
[ラップ]ダイアログ(部分)
[ラップ]ダイアログ(部分)
[ラップ]ダイアログで、[ハイライトの強さ]に「15」、[ディテール]に「9」、[滑らかさ]に「7」を設定して、[OK]をクリックします。
[ラップ]フィルターの設定値は、[ハイライトの強さ]で画像の中央に放射状の明るい部分(白地では暗い部分)をつくります。[ディテール]で階調の境界に立体的な段差の効果をつけ、[滑らかさ]で段差の効果を固くしたり柔らかくしたりします。
ドキュメント
ドキュメント
[command(Ctrl)]+[F]キーを2回押して、合計3回[ラップ]フィルターを適用します。
ドキュメント(部分)
ドキュメント(部分)
合計3回の[ラップ]フィルター適用で、エアークッションの質感が表現できました。
シート部分を明るく補正する
[レイヤー]メニューから、[新規調整レイヤー]→[レベル補正]を選択し、[新規レイヤー]ダイアログで、[下のレイヤーを使用してクリッピングマスクを作成]にチェックマークを入れ、[OK]をクリックします。
[新規レイヤー]ダイアログ
[新規レイヤー]ダイアログ
[レイヤー]パネル
[レイヤー]パネル
[レイヤー]パネルで、[レベル補正 1]レイヤーマスクサムネールを[option(Alt)]キーを押しながらクリックして、ドキュメントにレイヤーマスクを表示します。
[編集]メニューから、[塗りつぶし]を選択し、[塗りつぶし]ダイアログで、[内容]に[パターン]、[カスタムパターン]に「エアークッション」を選択して、[OK]をクリックします。
[塗りつぶし]ダイアログには、手順【4】の設定がそのまま残っています。
[塗りつぶし]ダイアログ
[塗りつぶし]ダイアログ
ドキュメント(レイヤーマスク表示)
ドキュメント(レイヤーマスク表示)
[塗りつぶし]が実行できたら、[イメージ]メニューから、[色調補正]→[階調の反転]を選択し、パターンの階調を反転(白黒を逆)します。
画像の白い部分が調整領域で、黒い部分がマスク領域です。
[レイヤー]パネル
[レイヤー]パネル
[レイヤー]パネルで、[レベル補正 1]レイヤーマスクサムネールを[option(Alt)]キーを押しながらクリックして、ドキュメントを画像編集モード(通常表示)に戻します。
[レベル補正]ダイアログ
[レベル補正]ダイアログ
[レベル補正]ダイアログで、[出力レベル]を左から「192」、「255」に設定します。
ドキュメント
ドキュメント
シート部分が明るくなりました。
シート部分を気泡部分より明るくすることで差別化し、薄いポリエチレンの質感を演出します。
ドキュメント(部分)
ドキュメント(部分)
[レベル補正]調整レイヤーの設定は、[出力レベル]の左側の数値を下げるとシャドウ部分が暗くなり、右側の数値を下げるとハイライト部分が暗くなります。
[グラデーションマップ]で着色する
[レイヤー]メニューから、[新規調整レイヤー]→[グラデーションマップ]を選択し、[新規レイヤー]ダイアログで、[下のレイヤーを使用してクリッピングマスクを作成]にチェックマークを入れ、[OK]をクリックします。
[新規レイヤー]ダイアログ
[新規レイヤー]ダイアログ
[レイヤー]パネル
[レイヤー]パネル
[レイヤー]パネルで、[グラデーションマップ 1]が作成されたことを確認します。[グラデーションマップ]ダイアログで、[クリックでグラデーションを編集]をクリックして、[グラデーションエディター]ダイアログを表示します。
[グラデーションエディター]ダイアログ
[グラデーションエディター]ダイアログ
[グラデーションエディター]ダイアログで、図のようなグラデーションを作成します。 設定値は以下のとおりです。
[位置:0%][カラー:ブラック]
[位置:50%][カラー:H210 S10 B50]
[位置:100%][カラー:ホワイト]
ドキュメント(部分)
ドキュメント(部分)
若干の青味をつけることで、透明感を与えられます。
画像を切り抜いて完成
[イメージ]メニューから、[カンバスサイズ]を選択し、[カンバスサイズ]ダイアログで、[幅]に「1024」pixel、[高さ]に「768」pixelを設定して、[OK]をクリックします。
[カンバスサイズ]ダイアログ
[カンバスサイズ]ダイアログ
ドキュメント
ドキュメント
[ラップ]フィルターの効果が弱かった部分を切り抜き、周囲の不自然さを取り除きました。これで完成です。
COLUMN
背景が透ける演出方法
[レイヤー]パネル
[レイヤー]パネル
[レイヤー]パネルで、「グループ 1」を閉じて、他のドキュメントにドラッグ&ドロップ、または下層に素材画像をコピー&ペーストしてください。
「グループ 1」を選択し、描画モードに[ハードライト]を設定すると、エアークッションの画像が透過します。
この際、背景画像をやや暗くすると、効果はアップします。背景画像が50%グレーよりも明るい場合、エアークッションのハイライト部分と同化し見えにくくなります。
この場合も、[レベル補正]、[色相・彩度]などで色調補正すれば対応可能になります。
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ドキュメント(部分)
左の作例は、クラフト紙で包装された荷物をイメージしたものです。クリックすると、全体像がわかる大きな画像が開きます。
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