Photoshop養成ギプス

【画像編集】足りない背景を一瞬で増やす【コンテンツに応じて拡大・縮小】

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【画像編集】足りない背景を一瞬で増やす【コンテンツに応じて拡大・縮小】
【Photoshop講座】決められた仕上げサイズに対して、主体を活かした適切なトリミングを行おうとすると、素材画像の幅や高さが少し足りないことがあります。そんなときは [コンテンツに応じて拡大・縮小] を活用すると、背景のサイズを簡単に拡大して、足りない部分を増やすことができます。
変形から主体を保護しよう!
[コンテンツに応じて拡大・縮小] は、足りない部分をよく似たピクセルで穴埋めする機能です。しかし、その効果は全体を対象とするので、主体に思わぬ変形が現れることもあります。
[保護] オプションは、アルファチャンネルを利用して、部分的に保護する領域を指定できます。自動的に足りない部分が一瞬で増えるゴキゲンな機能ですが、変形しては困る主体の保護と、拡大・縮小を最小限に抑える組み立て方で、さらに違和感のない画像編集が行えます。

仕上げの画像比率に合わせる編集方法

画像編集には仕上げサイズがつきものです。変形により画質を劣化させないことも重要です。レッスンでは、仕上げの画像比率を 2 : 1 とし、[コンテンツに応じて拡大・縮小] で足りない背景を増やしてから、任意の仕上げサイズにスケールダウンする方法を取ります。
元画像領域 → 画像比率 2 : 1 に編集
比率でカンバスを伸ばす
素材画像をダウンロードして開きます。素材画像は、[幅 : 1800 pixel]、[高さ : 1200 pixel] 、[解像度 : 72 pixel/inch]、[モード : RGBカラー] を使用しています。ここでは、一般的な RGB カラーモード、JPEG 形式の画像を使用していますが、CMYK カラーモード、PSD 形式のドキュメントでも同様に適用することができます。
素材画像を開く
素材画像を開く
[レイヤー] パネルで、[背景] レイヤーサムネールを [option (Alt)] キーを押しながら、ダブルクリックして、背景からレイヤーに変換します。
[option (Alt)] + ダブルクリック → レイヤーに変換されたことを確認
背景には適用できない!
[コンテンツに応じて拡大・縮小] は、透明ピクセルを持たない背景には適用できません。対象のドキュメントがアートボードの場合は、配置した画像がすでにレイヤーに変換されているので、そのまま適用することができます。スマートオブジェクトに変換したレイヤーには使用できません。
[イメージ] メニューから、[カンバスサイズ] を選択します。[カンバスサイズ] ダイアログで、[幅] に「2400」pixel を入力して、[OK] をクリックします。
[カンバスサイズ]ダイアログを設定
[カンバスサイズ] ダイアログを設定
左右に透明ピクセルを含んだドキュメントに変更された
左右に透明ピクセルを含んだドキュメントに変更された
仕上げサイズの縦横比で割り出す!
このレッスンでは、仕上げサイズの縦横比に「2 : 1」を想定しています。変形率が大きすぎると違和感が出るので、最大値は縮小が 75%、拡大が 125% を目安にしましょう。仕上げサイズ (カンバスサイズ) のピクセル数を縦横比で割り出す計算式は以下のとおりです。
元画像 → 仕上げサイズの縦横比
【不足している方向が長辺の場合】
(短辺寸法)÷(短辺比)×(長辺比)=(カンバスサイズ)
【不足している方向が短辺の場合】
(長辺寸法)÷(長辺比)×(短辺比)=(カンバスサイズ)
変形させたくない領域を保護する
[ツール]パネルから、[なげなわツール] を選択します。
[なげなわツール] を選択
[なげなわツール] を選択
変形させたくない領域をドラッグして、選択範囲を作成します。ここでは牛の周囲をドラッグします。
牛の周囲をドラッグして選択範囲を作成
牛の周囲をドラッグして選択範囲を作成
[選択範囲] メニューから、[選択範囲を変更] → [境界をぼかす] を選択します。[境界をぼかす] ダイアログで、[ぼかしの半径] に「16」pixel を入力して、[OK] をクリックします。
[境界をぼかす] ダイアログを設定
[境界をぼかす] ダイアログを設定
なぜ境界をぼかすの?
保護する部分の境界線は、はっきりしているよりぼかした方が、変形の適用度を徐々に弱くできるので、自然な仕上がりが期待できます。[境界をぼかす] ダイアログで設定する [ぼかしの半径] は、どんなドキュメントサイズでも、8 〜 16 pixel あれば十分です。
[チャンネル] タブをクリックし、[チャンネル] パネルを表示します。
[選択範囲をチャンネルとして保存] をクリックします。
選択範囲をマスク領域とした [アルファチャンネル 1] が作成されたことを確認します。
[アルファチャンネル 1] を確認
[アルファチャンネル 1] を確認
[アルファチャンネル 1] が作成できたら、[command (Ctrl)] + [D] キーを押して、選択を解除します。
[command (Ctrl)] + [D] キーで選択を解除
[command (Ctrl)] + [D] キーで選択を解除
アルファチャンネルの確認方法!
アルファチャンネルとは、同じドキュメント内に作成できる編集用のグレースケール画像です。[選択範囲をチャンネルとして保存] で作成した場合は、[アルファチャンネル 1] が選択されず、ドキュメントでの確認ができません。[チャンネル] パネルで選択、または [command (Ctrl)] + [6] キーを押して切り替えます。
[command (Ctrl)] + [2] → [command (Ctrl)] + [6]
不足している領域を拡張する
[編集] メニューから、[コンテンツに応じて拡大・縮小] を選択します。すると、変形のバウンディングボックスが表示されます。
変形のバウンディングボックスが表示される
変形のバウンディングボックスが表示される
オプションバーで、[適用量] に [100%] を入力します。
[保護] に [アルファチャンネル 1] を選択します。
[保護] に [アルファチャンネル 1] を選択
[保護] に [アルファチャンネル 1] を選択
適用量は保護領域を守る率!
[コンテンツに応じて拡大・縮小] の [適用量] は、自動検出する保護領域の量です。保護領域とは、選択範囲でアルファチャンネルを作成した箇所です。たとえば、対象画像に複数の保護領域がある場合でも、それぞれの領域を保護しながら背景を変形します。[スキントーンを保護] をオンにすると、画像内にある肌色のピクセルが保護されます。
スキントーンを保護
スキントーンを保護
ドキュメントに表示されたバウンディングボックスの左端ハンドルを左側へドラッグします。
左端ハンドルを左側へドラッグ
左端ハンドルを左側へドラッグ
ドキュメントの左端にスナップできたら、マウスボタンを離します。
ドキュメントの左端にスナップ
ドキュメントの左端にスナップ
バウンディングボックスの右端ハンドルを右側へドラッグします。
右端ハンドルを右側へドラッグ
右端ハンドルを右側へドラッグ
ドキュメントの右端にスナップできたら、マウスボタンを離します。
ドキュメントの右端にスナップ
ドキュメントの右端にスナップ
[enter] キーを押して、変形を確定します。
不足している領域を拡張することができた
不足している領域を拡張することができた
適用後のスケールダウンが基本!
ラスター画像の場合、拡大・縮小などの変形を行うと画質は劣化します。不足している領域を拡張するといった[コンテンツに応じて拡大・縮小] にも、このようなリスクが伴います。仕上げサイズの縦横比でカンバスサイズを割り出し、高解像度の状態で適用するのは、なるべく画質を劣化させないためです。スケールダウンする場合は、[コンテンツに応じて拡大・縮小] を適用した後に行ってください。
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