Photoshop養成ギプス

グレースケール

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グレースケール(彩色と無彩色)
【Photoshop講座】グレースケールとは、画像の階調を黒、白だけで構成したもので、パソコン表示では通常、1チャンネル、256段階の階調、および明度調整で再現されます。色相、彩度を加えると、理論上では有彩色を16ビット6万5536色、24ビットでおよそ1677万色が再現されます。
無彩色から色の見え方を探る!
グレースケールは、言い換えれば色のない「無彩色」と呼ばれる色です。しかし、色の3属性の「明度」がそのまま残されていて、我々が物や形を視覚的に認識する上で大きな影響を与えているものなのです。このような考え方で「グレースケール」を捉えると、有彩色の配色の際にも大いに役立てることができます。
グレースケールの定理
モノクロ画像全般を「グレースケール画像」と呼ばれることもありますが、[RGB]など複数のチャンネルによって作られた「モノクロ化」は、正確にはグレースケール画像ではありません。黒から白の階調だけで構成された1チャンネルのピクセル情報を「グレースケール」といいます。
黒から白の階調だけで構成されたグレースケール
黒から白の階調だけで構成されたグレースケール
グレースケール画像の作成
Photoshop では、[イメージ]メニューから、[モード]→[グレースケール]を選択して、グレースケールに変換、[ファイル]メニューから、[新規]を選択して、[カラーモード]に[グレースケール]を選択するなどがあり、アルファチャンネル、レイヤーマスク、クイックマスクなども、グレースケール画像として扱われています。
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グレースケールと無彩色の違い
グレースケールには、「色相」と「彩度」の情報がありません。「色相」とは、色の種類を色相環で示すもので、「彩度」とは、色の鮮やかさを示す尺度です。マンセル表色系では、代表的な色相の純色(ビビッドトーン)を定め、それを最大値として「無彩色」までの変化を知覚的に分割しています。彩度は各色相において均一ではなく、色相が黄色(マンセル色相環の10YR)の場合は、狭い範囲で彩度が飽和状態に達する性質があります。
加色混合
【加色混合】R、G、Bの光がすべて重なると白色になり、何もない部分が黒色になる特性がある
減色混合
【減色混合】C、M、Yの色材がすべて重なると黒色になり、何もない部分が白色になる特性がある
有彩色は3原色で構成される
コンピューターでデザインする際に用いる「RGB」と「CMYK」カラーモードは、3原色だけで構成されているのが大きな特徴です。RGB は透過する光の色、CMYK は反射する物質の色という相反する性質を持ち、3原色が同じ値で重なると、白、黒、グレーといった無彩色になる特性があります。この領域には「色相」と「彩度」の情報がありませんが、この色を「グレースケール」とは言いません。
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グレースケールで明度を知る
「明度」とは、色の明るさの度合いです。色相と彩度は「有彩色」のみ存在する尺度ですが、明度はそのどちらにも影響を与える性質があります。明度の大きな特徴は、コンピューター上のグレースケールでの段階表示が基本とされていることです。
有彩色からグレースケールへの変換
有彩色からグレースケールへの変換
カラー写真をグレースケールに変換した例では、無彩色だけで構成されているものに変わっても、同じものとして認識することは可能です。これは物や形を視覚的に認識する上で、明度が深く関わっていることを示しています。
グレースケールを配色に役立てる
有彩色とは、赤、青、黄なのど色味が感じられる色のことをいい、無彩色とは、黒、白、灰なのど色味を感じられない色のことをいいます。これらを色の3属性である「色相」、「彩度」、「明度」という考え方に置き換えると、有彩色にはすべての属性が含まれていますが、無彩色には「明度」の属性しかありません。つまり、有彩色をグレースケール画像に変換すれば、その配色の明度が比較できるわけです。
グレースケールに変換すると認識しにくくなる配色は適していない
グレースケールに変換すると認識しにくくなる配色は適していない
明度の対比率の差が大きくなるほど強い印象になっていく
明度の対比率の差が大きくなるほど強い印象になっていく
グレースケールではないグレー
「RGB」、「CMYK」カラーモードでも「無彩色」は存在しますが、グレースケールは、各チャンネル(1チャンネル内)に存在する階調のことなので、それらが構成したカラーが無彩色であっても、その色を正確には「グレースケール」とは言いません。一般的には混同されることもよくありますが、印刷分野でよく使われる用語に、「ニュートラルグレー」、「ナチュラルグレー」などがあります。
ニュートラルグレー
ニュートラルグレーとは、色味を含まない純粋なグレーを示します。Photoshop では「50%グレー」などが相当し、設定値は[H:0/S:0/B:50]のように、色相、彩度が「0」、または[R:128/G:128/B:128]のように、RGB の数値が同じになる特徴があります。
ニュートラルグレー
ニュートラルグレー
ナチュラルグレー
ナチュラルグレーとは、色味を含んだ自然発色のグレーを示します。ニュートラルグレーの相対語として使われる場合もありますが、印刷用語では C10+M10+Y10 のように、スミ版以外のプロセスカラーを同率掛け合わしたグレーを、ナチュラルグレーと呼ぶことがあります。
ナチュラルグレー
ナチュラルグレー
ニュートラルグレーは色調補正の基準色
ニュートラルグレーは、色調補正ツールで色かぶりなどを補正する際に用いられる中間色であり、極めて重要な「基準」とされる色です。また、50%グレーは、[描画モード]の「中性色」にも用いられ、レイヤー合成する際にも、ニュートラルグレーがキーポイントとなる場合も多いです。
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Posted bypsgips